ベンチャーキャピタルの長期運用を促進!金融庁が推奨事項案を公表し意見募集開始
金融庁と経済産業省は、ベンチャーキャピタル(VC)の長期運用を促進し、VC業界の発展を後押しするため、「ベンチャーキャピタルに関する有識者会議」を共同で開催しました。
会議では、「ベンチャーキャピタルにおいて推奨・期待される事項(案)」がまとめられ、公表されました。この案は、VCが長期的な視点で運用を行うための指針となるものです。
具体的には、VCが投資先企業の成長を支援するために必要な事項、投資家の利益を守るためのガバナンス体制、透明性の確保、責任ある運用などが盛り込まれています。
金融庁は、この案について、広く意見を募集しています。意見募集期間は令和6年8月3日(土曜)17時00分(必着)までです。
VC業界は近年、成長著しい分野ですが、同時に、投資家の利益が損なわれるケースも散見されます。金融庁は、今回の推奨事項案によって、VC業界の健全な発展と投資家保護を図ることを目指しています。
この案は、VC業界にとって重要な指針となるだけでなく、日本のイノベーションエコシステムの活性化にも貢献する可能性を秘めています。今後の動向に注目していきましょう。