熊本の伝統工芸展
2024-10-02 02:15:15

大丸福岡天神店で熊本の伝統工芸を楽しむイベント開催

福岡市中央区の大丸福岡天神店で、熊本県の伝統工芸品が集まる特別イベント『くまもと伝統工芸品 復興一途~くまもとから会いにきました。~』が開催されます。このイベントでは、熊本が誇る多彩な工芸品が勢揃いし、職人たちの熟練の技を直接間近で観察することができます。

熊本は豊かな自然に恵まれた地域であり、その地で育まれた工芸品は、伝統的な技法と職人の独自の感性によって作られています。作り手と使い手の間に生まれるコミュニケーションから生まれる工芸品は、日常生活の様々なシーンを豊かに彩ります。この機会に、ぜひ熊本の素晴らしさを実感してみてください。

蔵々窯許斐良助の陶芸作品


イベントの中でも特に注目なのが、蔵々窯の許斐良助氏による作品です。彼の代表作、寸止めCUPは独特な美しさを持つ陶芸品で、陶芸教室の参加者が経験する器の崩れや歪みを活かしたデザインが魅力です。このカップは軽く持ちやすいため、視覚的な楽しさと実用性を兼ね備えています。許斐氏は美術教師としてのキャリアを経て陶芸の世界に入り、自身の個性豊かな作品を生み出し続けています。

藤本鬼瓦製作所の美しい瓦


次に紹介するのは、藤本鬼瓦製作所の藤本修悟氏が手掛ける龍の香炉です。干支である龍をモチーフにしたこの香炉は、口から煙が流れ出る様子がまるで龍の息吹のよう。その製造は高度な技術が要求され、完成までにおよそ1カ月を要します。藤本氏は祖父の技術を受け継ぎ、伝統工芸の現代的な解釈を追求しています。

蓑毛㊀鍛冶屋の包丁


そして、蓑毛㊀鍛冶屋の蓑毛勇氏による出刃包丁は、両刃の仕上げでどの手でも使いやすく、魚の処理にも最適な一品です。彼の伝統的な技術は高く評価されており、プロの料理人からの支持も厚いです。

宮尾刃物鍛練所の名品


宮尾幸一氏が製作する家庭用料理包丁も注目です。異なる金属を組み合わせて製造されたこの包丁は、切れ味と耐久性に優れ、長く愛用することができます。

リブラ工房の新しい挑戦


リブラ工房の樺山明氏は、伝統的な肥後守型小刀を基に、現代的なデザインを取り入れたステーショナリーナイフを製作しています。彼の工房では、古さを感じさせない新たな技術やデザインが追求されています。

未来を見つめる作品


この他にも、様々な魅力的な作品が並びます。山鹿灯籠の坂本ゆかり氏は、地域の伝統工芸を守りながら、見て楽しむことのできる作品作りに情熱を注いでいます。また、水俣浮浪雲工房の金刺潤平氏はリメイク製品に挑戦し、持続可能な素材を使った作品づくりにも力を入れています。人吉市で活動する古川工房の林田正晴氏が手掛ける茶筒や湯呑みもおすすめです。彼は木の持つ美しさを最大限に引き出し、心地よい触り心地を感じさせます。

このように多彩な作品が勢揃いする『くまもと伝統工芸品 復興一途』。ぜひこの機会に、熊本の地元ならではの技と美を体験してみてください。各工房の作家が来場する予定ですが、変更や中止の可能性もあるため、事前にご確認の上お越しください。


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会社情報

会社名
株式会社 大丸松坂屋百貨店
住所
東京都江東区木場二丁目18番11号
電話番号
050-5497-6916

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