ヤフーのSlack導入
2018-09-06 13:00:46
ヤフーが全社導入したSlackの影響と働き方改革の進化
ヤフーが全社でSlackを導入
ヤフー株式会社は、全社的にコミュニケーションツールSlackを導入することを発表しました。これは昨年秋からSlackの日本語版が提供され、国内で多くのユーザーや企業に支持を受けている結果、ヤフー自身もその波に乗る形となりました。日本におけるデイリーアクティブユーザーは50万人を超え、世界第2位の市場として注目されています。この状況を背景に、企業全体でのコミュニケーションの円滑化を目指し、Slackの導入を決定しました。
Slack導入の目的と期待される効果
ヤフーでは、全ての職種の要件を満たすスタンダードなツールとしてSlackを選定しました。既に社員全員が利用できるよう整備が進んでおり、社内での活用を促進するためにSlack Japanからもサポートを受けることとなっています。これにより、ヤフーとそのグループ企業、さらには外部パートナーとの連携がより強化される見込みです。
ヤフーのシステム統括本部情報システム本部の本部長である廣瀬正則氏は、働き方改革の一環としてSlackの全社導入を進める意義を強調しています。外部パートナーとのコミュニケーションにおいてもSlackが主流となってきている中、社内コミュニケーションとの統一を図る必要があるとし、これを通じてコミュニケーションの円滑化やリモートワーク環境の整備に努めていくとのことです。
働き方改革の先駆的取り組み
ヤフーは2016年に本社を紀尾井町に移転した際、オフィスの働き方を一新しました。特に注目されたのは「フリーアドレス制」で、社員は好きなフロアや席で仕事をすることができます。この取り組みは、社員がより柔軟に働ける環境を創出し、イノベーションが生まれる場を演出する狙いがあります。また、社外の人々にも利用可能なコワーキングスペース「LODGE」を設けるなど、さまざまな働き方を支援する仕組みを導入してきました。
このような努力が評価され、ヤフーは「テレワーク先駆者百選」や「テレワーク先駆者百選総務大臣賞」を受賞しています。 Slackの導入によって、より多くの社員がリモート環境でも円滑なコミュニケーションを実現できるようになると期待されています。
Slackの成長とヤフーでの活用
Slackは、ビジネスコラボレーションを支援するツールとして、急成長を遂げています。チーム間の調整や情報共有を円滑にし、優れた働き方の実現をサポートします。現在、世界中で800万人以上が日常的にSlackを使用しており、日本においても年間経常収益でAPAC地域1位、世界で2位に位置しています。
ヤフーは今後、社員向けの説明会やイベントを実施し、Slackの効果的な利用方法を広く浸透させることに注力します。これにより、コミュニケーションの質を向上させ、さらなる働きやすい環境を整えます。
以上のように、ヤフーのSlack導入は単なるツールの追加にとどまらず、働き方改革の一環として、コミュニケーションの新しい形を模索する重要なステップとなっています。
会社情報
- 会社名
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株式会社セールスフォース・ジャパン
- 住所
- 東京都千代田区大手町1丁目1大手町パークビルディング 17階
- 電話番号
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