BrazeがLINE公式アカウントとの連携を開始
カスタマーエンゲージメントのリーダーであるBraze(ナスダック: BRZE)が、人気のコミュニケーションアプリ『LINE』の公式アカウントとの連携機能を発表しました。この機能は、日本国内で9700万人以上の月間アクティブユーザーを持つLINEを通じて、マーケティング担当者がファーストパーティーデータをもとに、パーソナライズされたメッセージを効果的に送信できることを目的としています。
日本、タイ、台湾、インドネシアの生活に深く根付いたLINEを活用することで、ブランドはモバイルファーストの顧客との強い関係を築くことができるのです。Brazeの最高製品開発責任者、ケビン・ワン氏は、LINEを利用したマーケティングの可能性を評価し、個人間のコミュニケーションにおけるメッセージングの重要性を強調しました。
マーケティングキャンペーンの効率化
Brazeを使用することで、ブランドはLINE公式アカウントを活用した一貫したキャンペーンを容易に展開できます。多様なクロスチャネルコミュニケーションの中にLINEを組み込み、他のテクノロジーへの依存を軽減することで、マーケティング投資の最大化へとつながります。
簡単なセットアップと使いやすいユーザーインターフェースにより、ブランドは直感的にLINEを活用したキャンペーンを開始し、その規模を徐々に拡大することが可能です。新しい顧客の獲得から収益化、既存顧客の維持まで、顧客ライフサイクルのすべての段階でモバイルメッセージが最適化されるのです。
株式会社グラニフのEコマース部門のゼネラルマネージャーである髙松貴宏氏も、LINEのエディタを直感的に使用でき、Brazeとの連携によってより良い顧客体験を提供できると期待感を示しています。
パーソナライズされたアプローチ
LINE公式アカウントとの連携により、マーケターは迅速にLINEを設定し、既存のチャネルに容易に追加できます。この機能を使えば、大量のメッセージ配信やキャンペーンの拡大も簡単に行えます。
特に注目すべきは、Brazeが提供するファーストパーティデータを活用し、オーディエンスをデモグラフィックや行動に基づいてセグメント化できる点です。こうすることで、リアルタイムでキャンペーンをトリガーし、より高いコンバージョン率を実現できます。さらには、リッチコンテンツを使ったメッセージングやA/Bテストによって効果を最大化し、ブランドと顧客とのインタラクションを深めることができるのです。
一貫した顧客体験の提供
LINEと他のチャネルを組み合わせることで、一貫した顧客体験を提供することが可能です。例えば、LINEをプッシュ通知やメール、広告と組み合わせて、マーケティング費用を最適化することができるほか、広告効果が高まる結果、無駄な広告費を抑えることができます。
今回のBrazeとLINEの連携は、ただ単にメッセージングの手段を提供するだけでなく、マーケティングの新たな時代を切り開くものと期待されています。更なる詳細は、Brazeの公式ウェブサイトでご確認ください。
※月間アクティブユーザー数は2024年3月末時点におけるLINEヤフー社調べによるものです。