新しいファッション体験を子どもたちに
2023年11月22日、東京都の代々木にて、株式会社オンワードホールディングスが主催した「アップサイクルこどもふく」ランウェイショーが開催されました。このプロジェクトは、子どもたちと大学生が参加し、持続可能なファッションをテーマにした新しい試みです。
プロジェクトのスタートと目的
「アップサイクルこどもふくプロジェクト」は、企業と学術機関の連携を通じて、ファッションの創造と環境問題への意識を高めることを目的にしています。この取り組みは、小学生がデザインした衣服を元に、大学生がアップサイクルを行い、新たな価値を生み出すプロジェクトです。
プロジェクトには代々木山谷小学校の16名の生徒と、文化学園大学のファッション社会学科から12名の学生が参加し、半年間にわたって共同作業に取り組みました。その過程で小学生たちは、自身のデザインを実現する楽しみを味わいながら、環境問題についても学びました。
ランウェイショーの準備と実施
プロジェクトは7月下旬に始まり、デザインのワークショップから始まりました。9月中旬には、完成した作品の試着を行い、10月中旬には最終確認が実施されました。ランウェイの練習は11月上旬に行われ、約20分間のファッションショーが実現しました。
ショーのテーマは「アップサイクルでつなぐ、未来のファッション ~服の未来は子どもたちの手の中に~」であり、参加した小学生たちは、自分たちがデザインした服を着て堂々とランウェイを歩きました。実際のショーでは、虹の森に住む再生の精たちが登場し、観客の心を捉えました。
プロジェクトに参加した子どもたちの感想
参加した生徒たちは、ショーに対する思いを次のように語っています。「本番でたくさんの人に見てもらえてうれしかった」、「冬をイメージしてデザインをしてみました」、「(服を捨てずに)リサイクルができて良かった」と、自分たちの力で新しいものを作り出す喜びを感じていました。
大学生の反響
文化学園大学の学生たちも、このプロジェクトを通じて貴重な経験をしました。「子どもたちの豊かな想像力に感心しました。デザインの制作を通じて、子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごせたのがとても良い経験になりました。」と語る学生もいれば、別の学生は「古いものに新しい価値を見出せる活動がもっと広がってほしいと思いました」とのことでした。
ファッションの未来と持続可能性
このプロジェクトは、今後もオンワードグループの「アップサイクル・アクション」として進化を続けていく予定です。ファッションの楽しみだけでなく、環境を意識する新たな価値観を子どもたちに伝えることは、次世代へとつなげる重要な取り組みです。
おわりに
オンワードホールディングスの取り組みは、ファッションと環境問題を結びつけ、子どもたちにクリエイティブな体験を提供することで、未来のファッションを構築しようとしています。これからの活動に注目が集まります。さらに詳しい情報は、
公式サイトをご覧ください。