腸内フローラと治療
2018-07-08 23:52:34
新たな腸内フローラ検査法がうつ病治療に貢献する可能性
腸内フローラの新たな解析法がうつ治療に寄与
腸内細菌の研究が進む中、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会は、世界初となる新たな腸内フローラ検査解析法を発表しました。この解析法は、特にうつ病治療を視野に入れたもので、さらなる研究を進めるためのクラウドファンディングも始まりました。
これまでの検査法の限界
従来の腸内細菌検査は、その種類や数を数えることが主な目的でした。このため、医療従事者でなければ具体的な改善策を導き出すことは難しく、多くの患者は自分に適した治療法を見つけられずにいました。しかし、新しい解析法は腸内細菌の“はたらき”に焦点を当て、レーダーグラフを通じて腸内フローラのバランスを明確に示します。これにより、利用者は自身に合った改善方法を簡単に見つけることができるようになります。
腸内フローラ移植の可能性
新しい解析法の普及により、腸内フローラ移植の重要性もまた広く知れ渡ることが期待されています。このプロセスは、うつ病のみならず、肥満、糖尿病、がん、アレルギー、自閉症といったさまざまな疾患に対する治療に寄与する可能性を秘めています。実際、腸内フローラ移植は、多くの国で研究され、日本国内の医療機関でも臨床試験が行われています。
特許出願と新たな移植法
腸内フローラ移植の改善を目指し、研究会では新たな移植法の特許を出願中です。この移植法の開発には、水の純度や腸内細菌のブレンド比率が重視されており、特定の医療機関でしか受けられないとのことです。この特許出願は、国内における腸内フローラ移植の進展を大きく後押しするものと見込まれています。
目指すは安価で身近な検査
現在、腸内フローラ検査には50,000円から100,000円という高額な費用がかかるため、多くの人が気軽に受けることができません。そこで研究会では、次世代シーケンサーを用いた独自の検査法を開発し、クラウドファンディングを通じてその研究を進めることに決めました。このプロジェクトは、日本最大級のクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で実施されています。
クラウドファンディングの詳細
クラウドファンディングは2018年6月1日から7月16日までの期間で行われ、多くのリターンとして、全国12のクリニックとの連携による専門家によるドリル作成や個別相談、出張セミナーが用意されています。
未来の研究計画
さらなる研究が進む中、腸内フローラの乱れが原因とされる「子どものアトピー」や「腸疾患」、さらには「糖尿病」などの疾患との相関を明らかにするため、クラウドファンディングの第二弾も企画されています。腸内フローラの検査をより身近で手軽なものにすることで、さまざまな疾患を改善するための手助けをしていく方針です。
詳しい情報やクラウドファンディングの参加は、公式サイトを訪れることで確認できます。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会
- 住所
- 大阪府大阪市都島区片町2丁目1番40エスト・ヌーヴォー 401号
- 電話番号
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