「keuzes wedding by HAKU」の魅力と誕生背景
LGBTQ+当事者による新たなウェディングサービス「keuzes wedding by HAKU」が日本で初めて始動しました。このサービスは、愛し合うすべてのカップルが幸福を祝える場を提供することを目的としています。この理念は、「この人と一生を共にしたい」と思う相手の存在こそが真の幸福であるという想いから、当事者の視点を基にしています。
「keuzes」とは、これまでに「女性体型に合わせたメンズオーダースーツ」や「生理用ナプキンを着用できるボクサーパンツ」を開発・販売してきたブランドです。これは、代表田中氏自身の実体験に基づいたもので、多くのLGBTQ+当事者の悩みを聞く中で、結婚に関する問題が特に多く寄せられていました。
これまで多くのウェディングサービスがLGBTQ+当事者に配慮した提供を行ってきたものの、ただのサービスではなく、当事者自身の視点で設計された本質的な幸福が必要であるとの考えに至りました。その結果、当事者である田中とオーダーメイドのウェディングを提供してきた「HAKU」のコラボレーションが実現し、心から満足できるウェディングを生み出すことができるようになりました。
サービスの魅力と提供内容
「keuzes wedding by HAKU」は、挙式当日やその過程においてカップルが抱える不安やストレスを最小限に抑え、スムーズかつ快適な体験を提供します。具体的には、関係スタッフへの事前セッション、プランナーへのコミュニケーション研修、トイレのサイン等の調整といった独自のオペレーション設計を行なっています。これにより、ストレスフリーなウェディングプロデュースが実現します。
このサービスでは、会場やコンテンツを一からプロデューサーと共に創り上げる「オリジナルウェディング」が行われます。「HAKU」ブランドがこれまで培った数多くのウェディングプロデュース実績をもとに、ジェンダーに配慮したサービスを展開します。日本では、同性間の結婚がまだ普及していないため、家族や友人の理解を得ることが大きな壁となります。そこで、「大切な人たちに心から喜んでもらえる」という視点が特に大事になります。
実際のカップルの声
サービス開始に先立ち、数組のカップルにフォトウェディングを体験してもらいました。その中で、友美さん・瞳さんは、「結婚式をしたい気持ちはあったが結婚できない現状があった。しかし、フォトウェディングを通じて、その気持ちを実感できた」と語りました。また、和志さん・玄太さんは「周囲にカミングアウトする勇気を持つきっかけを得た」と述べ、自身の愛をさらけ出していくことに対し新たな希望を見出しました。
弥耶さん・夏穂さんは、「今まで結婚は選択肢になかったが、この企画で結婚式の夢が一歩近づいた」と感動を表しました。さらに、沙妃さん・玲子さんも「結婚できる日を信じて、今を大切にすることに目覚めた」と語り、実際のウェディングを通じて前向きな気持ちへと変わったことを伝えました。
お問い合わせ先
この素晴らしいウェディングサービスに関する詳しい情報は、公式ウェブサイトやInstagramを通じてアクセスできます。
この新しい試みが、より多くの人々に幸せをもたらし、結婚という選択肢を考えるきっかけとなることを願っています。