未来のかけら:革新の立体造形技術が展覧会で披露される
ブランド「130(ワンサーティ)」が、21_21 DESIGN SIGHTで行われる企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」に参加し、独自の立体造形作品を展示します。この企画展は2024年3月29日から8月12日までの期間中、さまざまな科学技術とデザインの融合をテーマにした作品が集まります。
「130」が展示するのは、3点のオリジナルマネキンです。これらのマネキンは、A-POC ABLE ISSEY MIYAKE+Nature Architects、山中研究室+稲見自在化身体プロジェクト、山中研究室+宇宙航空研究開発機構(JAXA)とのコラボレーションによって異なるデザインやポーズで表現されています。それぞれの作品が持つ特性や意図に注目したいところです。
革新的な立体造形技術
ブランド「130」は、従来の3Dプリント技術を超えた革新性を持つ立体造形技術を根幹に持っています。この技術を駆使し、1本のフレームから次々に立体を構築する独自の手法を展開。これにより、軽量でありながら耐久性を兼ね備えた製品の開発が可能になりました。
同ブランドは、A-POC ABLE ISSEY MIYAKEのデザイナー宮前義之氏と協力し、服に関連する新たな可能性の探求を続けています。2020年には、特別展示としてDAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERYで、TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKEのブルゾンを着せるマネキンを公開し、以降もISSEY MIYAKE GINZAでの展示や、海外での特別展示も行ってきました。
山中研究室との共同研究
今回の展示作品に使用されるマネキンは、山中研究室との共同プロジェクトによって生み出されています。プロジェクトは、山中氏が「130」のマネキンに出会ったことをきっかけに始まりました。これにより、「130」の自由なデザインと、稲見自在化身体プロジェクトの「自在肢」の融合が実現されました。
特に注意を引くのは、山中研究室とJAXAとの共同研究、「emblem」に基づく展示です。この作品では、軽さを生かして飛行中の人間の表情を独自に表現し、身体の動きにダイナミックさを与えています。
マネキンの新たな役割
今回の展示のコンセプトは、「マネキンとしての殻を破る」。一般的なマネキンは服を着せるための存在であり、本来はあまり目立たない存在ですが、展示におけるマネキンは身体の動きや姿勢を通じて感情を表現する重要な役割を持っています。ダンサーが身体の動きで感動を与えるように、これらのマネキンは新しい表現の試みを実現しています。
入場は一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下は無料です。さらなる詳細やオンラインチケット購入については、公式サイトで確認してください。
展覧会情報
- - 会期: 2024年3月29日(金)~ 2024年8月12日(月)
- - 会場: 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
- - 休館日: 火曜日
- - 開館時間: 10:00-19:00(入場は18:30まで)
ブランド「130」は、その軽量性、デザイン性、耐久性から、持続可能なプロダクトサイクルを実現することを目指しています。これにより、製品が寿命を終えた後も再素材化が可能になっています。
公式WebサイトやInstagramで、最新情報や製品についてもチェックしてみてください。エキサイティングな体験に期待が高まります!