「がん新薬にかけるベンチャーの挑戦」新刊が発売決定

「研究者、経営者になる。がん新薬にかけるベンチャーの挑戦」の紹介

Chordia Therapeutics株式会社の代表、三宅洋氏が手掛けた新著『研究者、経営者になる。がん新薬にかけるベンチャーの挑戦』が、2025年6月20日に発売されることが発表されました。本書は、製薬業界でのキャリアを経て自身の創薬ベンチャーを立ち上げるまでの過程を描いたもので、業界内での構造的変化に直面する研究者たちに向けた重要なメッセージが込められています。

書籍の内容概要

本書は、三宅氏のインタビューを基にしたストーリーで構成されています。第一章では、彼が東大のドクターコースへ進学するきっかけとなった結婚について触れ、次に研究者としてのキャリアを振り返ります。続く章では起業を決断する経緯、そして最終的な目標である上場を目指しての挑戦の日々が語られています。

バイオベンチャーの未来と挑戦

製薬業界の構造変化が進む中、本書は起業の選択肢を提案します。特に、がん領域に特化した研究開発型バイオベンチャーとしての挑戦が、日本におけるバイオベンチャーの将来性を示しています。三宅氏は、起業を通して得た経験と成功の秘訣を多くの読者と共有し、若手研究者に勇気を与える内容に仕上げています。

Chordia Therapeuticsの使命

本書の著者であるChordia Therapeutics株式会社は、神奈川県藤沢市に本社を置くがん領域の専門企業です。現在、同社ではCLK阻害薬rogocekib（CTX-712）の研究を進めており、これは米国での第1/2相試験が行われています。この薬剤は、がん細胞の脆弱な部分をターゲットとしており、期待される治療効果を持つとして注目されています。

まとめ

三宅氏の新書は、がん新薬開発に情熱を注ぐ彼の歩みとともに、日本のバイオベンチャーの動向についても触れる内容で、多くの人々に刺激を与える一冊となっています。書籍は全国書店とオンラインで6月20日に発売されますので、ぜひ手に取ってみてください。

この本を通じて、研究者としてのキャリアを考えるすべての人々に、新たな視点が提供されることを期待しています。