新田醸造、革新の一歩を踏み出す
長野県坂城町に位置する老舗みそ屋、
新田醸造が2024年4月1日から、全く新しいロゴとパッケージ、オンラインストアのリニューアルに取り組むことを発表しました。この変革は、時代に即したビジネスモデルへの転換を目指すものであり、新田醸造の未来を見据えた重要なステップといえるでしょう。
■リニューアルの背景
現在、新田醸造は多様な課題に直面しています。資金調達や直売所の老朽化、商品アイテム数の多さ、100年以上使われた木桶の保全、従業員の高齢化といった問題が山積みです。このような困難を乗り越えるためには部分的な対処にとどまるのではなく、根本から見直して取り組むことが必要と判断し、ロゴやパッケージ、そしてオンラインサイトの全面的なリニューアルを行うこととなりました。これらの経緯や計画の詳細は、同社の6代目、
新田慶秋が
こちらのnoteで詳述しています。
■ロゴの変更
新田醸造の新しいロゴは、これまでの印象を大切にしつつも、デザイナーの手によってデザインが刷新されました。新ロゴは、新田醸造が持つ清潔感と優しさが表現されるよう工夫されています。中心には「味噌の模式図」が描かれ、大豆と米麹の特徴をそれぞれ「円形の豆」と「米の花」として表現しました。
2024年からは、この新しいロゴを通じて、より現代的で魅力的な印象をお客様にお届けすることを目指します。
■パッケージの変更
新しいロゴに基づいて、商品パッケージも一新されます。左が新しいデザイン、右が旧デザインです。新田醸造は、これまで培ってきた伝統の味噌を現代のお客様に適切に訴求するため、パッケージのデザインにも重点を置いています。特に、
信州白樺印みその新しいパッケージは、これからのお客様に魅力を伝える重要な役割を果たします。
■オンラインストアのリニューアル
新田醸造のオンラインストアも、2024年4月1日からリニューアルされます。新デザインのパッケージと共に、より使いやすく魅力的なサイトに生まれ変わります。新たな訪問者は、これまでとは異なるショッピング体験を期待できます。
■新田醸造の歴史
信州の豊かな風土の中で培われた新田醸造は、実は江戸末期に創業された由緒ある企業です。その起源は、
新田甚左衛門による商店設立にさかのぼります。戦後の小規模な蔵から、1954年に「信州白樺印みそ」の源流を開発し、現在は法人化を経て、最新のビジネスモデルを取り入れた現代的なアプローチがなされています。
■会社概要
- - 会社名:新田醸造有限会社
- - 所在地:長野県埴科郡坂城町南条7112
- - 代表者:新田 浩爾
- - 設立:江戸時代末期、法人化1978年
- - 事業内容:味噌・味噌関連商品の製造・販売
- - URL:公式サイト
- - インスタグラム:Instagram
- - 公式LINE:LINE
新田醸造は、伝統をもとに現代の市場に応じた進化を続けています。これからの新田醸造にぜひご注目ください。