技術革新の現場
2025年3月18日、株式会社AndTechが主催するオンラインセミナーが開催されます。このセミナーは、断熱材、特に真空断熱材の性能向上に特化した内容で、ナノ多孔質粒子を用いた新しい技術に注目が集まっています。現代のさまざまな課題を解決するための技術的な議論が展開される予定です。
真空断熱材とは?
真空断熱材は、熱伝導が非常に低い材料で、冷暖房にかかるエネルギーを大幅に削減できることから注目されています。しかし、これまでの真空断熱材は、使用状況による劣化が課題とされてきました。そこで、AndTechが提案するのがナノ多孔質構造を有するセラミックス粒子による新しい真空断熱材の開発です。
この技術を使用することで、真空劣化による耐久性が大幅に向上し、長期的な使用にも耐える材料が実現される期待があります。また、このセミナーでは、これらの新技術がどのようにして家庭や商業施設での省エネに貢献できるかについても詳しく学ぶことができます。
セミナーの詳細
本セミナーはZoomを用いて行われ、オンラインだからこそ全国どこからでも参加可能です。参加費は45,100円(税込)で、申し込み後に資料が電子的に配布される予定です。セッションは13時から16時30分までで、専門家からの直接の解説や質問タイムも設けられています。
講師の紹介
講師には、信州大学の井須紀文教授が登壇します。彼は元(株)LIXILの特任教授で、真空断熱材に関する豊富な知識と経験を持つ第一人者です。彼が語るナノ多孔質構造の利点や今後の技術動向は、参加者にとって貴重な情報源となることでしょう。
学べること
参加者は次のような知識を得ることができます:
- - LCA(ライフサイクルアセスメント)の考え方
- - 真空断熱材の基礎から応用まで
- - 性能評価方法と寿命予測
- - 海外の技術動向
これらの情報は、特に建材業界やR&Dを行う企業にとって有用なものとなります。
最後に
このセミナーは、2050年の脱炭素社会に向けた重要なステップとなるでしょう。住宅部門における省エネはますます重要視されており、本セミナーを通じて真空断熱材の新技術を学ぶことで、未来の持続可能な社会に向けた大きな一歩を踏み出すことができるはずです。興味がある方は、ぜひ公式サイトから参加申し込みを行ってください。
詳細な情報はこちらをご覧ください。