松江城下に移転した明治創業のめのう細工専門店
日本の伝統工芸が息づく島根県松江市。その中心に位置する松江城下には、歴史をもつ手仕事の魅力が色濃く残っています。2015年5月15日、この地に移転オープンしたのが「めのうの店川島」です。創業は1877年、今から約150年前にさかのぼります。長きにわたり、めのう細工を中心に多様な装飾品や鉱物を取り扱ってきました。
出雲特産の青めのうを使用した製品
「めのうの店川島」では、現在ほとんど採掘できなくなった貴重な出雲特産の青めのう、すなわち碧玉や出雲石を素材にした製品を提供しています。この青めのうは独特の美しさと存在感を持ち、多くの人々に親しまれています。特に注目すべきは、職人が2年にわたり試行錯誤を重ねて製作したオリジナルの勾玉です。その形や厚み、カーブに至るまで、細部にわたるこだわりが感じられます。これらの商品の背後には、古代日本における神聖な魅力が宿っているとされています。
店内に入ると広がる神秘的な空間
店舗の入口には、3000個の天然水晶で作られた勾玉が並び、訪れる人々を神秘的な空間へと導きます。店内に一歩足を踏み入れると、まるで古の世界に引き込まれるかのような感覚を味わえるでしょう。外観は瓦屋根や白木など、松江の歴史的な町並みに調和したデザインとなっており、美しい風景の中で一際目を引きます。また、堀川遊覧船の乗り場の目の前に位置しているため、観光途中の立ち寄りにも最適です。
地域と共に歩む店づくり
「めのうの店川島」は、伝統を尊重しつつ新しい挑戦を続けています。単に新しいものを取り入れるのではなく、地域に根ざした店づくりを意識し、松江の文化や歴史を大切にしています。このような姿勢は、訪れる人々にこの土地の魅力を伝えたいという思いから生まれています。
文化遺産としての職人技を守りつつ、次世代に受け継いでいくための努力が続けられています。訪れるたびに新しい発見がある、そんな場所としてお客様を迎えています。
ぜひ訪れてみてください
松江市にお越しの際は、ぜひ「めのうの店川島」へ足を運んでみてください。ここでは、ただのショッピングではなく、日本の深い歴史と文化に触れ、魅力的な手仕事に出会える貴重な体験が待っています。あなたも、古の神秘を感じながら、美しい万華鏡のような世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
店舗情報
- - 店名:めのうの店川島
- - 住所:〒690-0887 島根県松江市殿町193
- - 電話番号:0852-21-2996
- - FAX:0852-21-2949
- - 営業時間:9:00~18:00
- - ウェブサイト:http://1877.co.jp/