ドローン技術で業務改革を実現！JR西日本での実証デモが示す未来の姿

株式会社TRIPLE7（東京都渋谷区）は、業務用ドローンの導入に向けた技術協力を通じ、2025年8月4日に行われた、ジェイアール西日本商事株式会社（本社：尼崎市）主催の実証型デモンストレーションでの取り組みを展開しました。このイベントでは、企業や社会が直面する建物やインフラの老朽化、点検作業のリスク、労働人口の不足といった課題に対して、ドローンを用いた業務の効率化、安全性の向上、省力化の可能性を提案しました。

東圭介リーダーが進行する中、共に行われたデモンストレーションでは、TRIPLE7が現場作業に基づいた運用シナリオをもとに、多彩な実演を実施しました。鉄道業界でもドローン技術の活用が高まる中、現場での有効性を実証する機会となりました。

デモンストレーションの内容

今回のデモでは、DJI Matrice 400に高精度なH30Tカメラを搭載し、外壁調査を行いました。赤外線センサーが異常箇所を瞬時に可視化することで、従来の点検方法よりも大幅な時間短縮と省力化を実現。「人が目にしにくい部分を空から捉える」という新たな選択肢を提示しました。

さらに、実演中のドローン映像はリアルタイムで送信される仕組みが整っており、可視光カメラと赤外線カメラが同時に視認できる利点がありました。このデモには、熟練のドローンパイロットである増田彪吾氏が解説を行い、プロの目線からデモの魅力を引き出しました。

TRIPLE7は、DJI Matrice 4Tを使用した赤外線点検デモ、ウェイポイントによる自動飛行、さらにDJI Matrice 4TDとDock 3を組み合わせた自動離着陸及び警備機能の実演を行い、実地での運用検証が行われました。特に自動離陸から自動点検を実施できる「空の警備員」としての役割は注目され、無人での運用による次世代セキュリティの可能性を感じさせるものでした。

TRIPLE7の特長

TRIPLE7は、元日本航空の国際線パイロットである岩岡代表をはじめ、航空の専門知識と実務経験を持つプロフェッショナルによって構成されています。企業や自治体向けにドローンの導入・実証・制度支援・運用構築を手掛け、検証から実用化まで幅広いニーズに応えています。また、国家資格取得に向けた「NAPAドローンアカデミー」を運営し、セカンドキャリアや転職を志す受講者を幅広く支援しています。

今後の展望

このデモンストレーションは単なる技術紹介に留まらず、業務課題への対応としての社会実装に向けた重要なステップとなりました。TRIPLE7は引き続き、ジェイアール西日本商事と連携し、ドローン技術の導入を通じて社会の安全と効率を高める仕組みづくりを推進していきます。興味がある企業様はぜひお問い合わせください。TRIPLE7では、導入設計、実証、制度支援だけでなく、国家資格の取得支援や企業向け安全研修も行っています。