天女の羽衣復興プロジェクト
2024-06-27 19:05:05

能登半島地震からの復興をかけた挑戦!超極薄テキスタイル『天女の羽衣』がクラウドファンディングで未来へ羽ばたく

能登半島地震からの復興をかけた挑戦!



石川県七尾市の合同会社アマイケは、2024年6月27日よりMakuakeにて、超軽×超薄素材「天女の羽衣」を使ったオリジナルモデルのスカーフやポケットチーフのクラウドファンディングを開始しました。

1956年創業の同社は、繊維王国・石川県七尾市で織物と向き合ってきましたが、近年は海外への生産シフトが進み、繊維業界は縮小傾向にあります。加えて、今年初めに発生した能登半島地震により、地場産業を取り巻く環境はさらに厳しさを増しています。

今回のクラウドファンディングは、被災した生地を活用し、再び繊維をきっかけに世界にビジネスを広げ、地域を盛り上げたいという強い想いを込めて企画されました。

「天女の羽衣」とは?



「天女の羽衣」は、7デニールの27ミクロンという極細糸を1インチあたり130本並べて織り上げた、世界に誇る超極薄テキスタイルです。その薄さは髪の毛の約1/5から1/6に相当し、まるでシルクのような肌触りで、天に舞い上がる羽毛のような軽やかさを実現しています。

欧州メゾンからは「ジャパンマジック」と称賛され、パリのトップメゾンにも採用されるほどの高い評価を受けています。国内では2014年にグッドデザインベスト100に選出され、2016年にはドイツのグッドデザイン賞にあたる「アイコニックアワード」でベストオブベストを受賞するなど、その技術力は世界的に認められています。

地震の影響と復興への願い



能登半島地震では、同社の工場は壊滅的な被害を受けました。糸が崩れ落ち、重機が倒壊し、社宅の屋根も崩壊するなど、想像を絶する状況でした。工場内には地割れが発生し、道路は沈み込み段差ができて、フォークリフトも通れない状態に。社員の出社もままならず、ヨーロッパのメゾンブランドからの大口受注も断念せざるを得ませんでした。

売上は地震発生後の1月に大幅に減少しましたが、それでも同社は「天女の羽衣」の可能性を信じ、復興への道を歩み始めています。今回のクラウドファンディングは、被災した従業員宅の修繕や被災地域への寄付など、復興支援に役立てられることを目指しています。

100年先の未来へ



同社は、七尾の小さな会社でありながらも、「天女の羽衣」には大きな可能性があると確信しています。羽田国際空港や金沢東山のお店では、海外のお客様からも高い評価を得ており、今後も日本独自の技術で付加価値を高めていきたいと考えています。

今回のクラウドファンディングを通して、多くの人に「天女の羽衣」を知ってもらい、復興への応援を募りたいと考えています。


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