アクティオ決算報告
2025-03-31 10:44:47

アクティオホールディングス、令和6年決算報告を発表し成長戦略を強化

アクティオホールディングスの令和6年決算報告



株式会社アクティオホールディングス(以下、アクティオ)は、2024年3月28日に行われる株主総会に向け、令和6年12月期の決算報告を公表しました。本報告では、アクティオの業績、外部環境、営業活動の成果、今後の課題などが詳しく述べられています。

経済状況と市場動向



令和6年12月期の日本経済は、社会経済活動の正常化が進む中で徐々に回復の兆しを見せています。個人消費の増加や企業の設備投資の拡大が背景にあり、特に建設業界は2024年度の建設投資が前年度比2.7%増加する見込みです。この傾向は政府の投資や、公共事業が引き続き高水準での維持をしているためです。

アクティオは、このような市場環境を背景に、今後も建設需要をしっかりと捉えた展開でビジネスを進めていく方針を示しています。特に、都市部の大型再開発や、大阪・関西万博、馬毛島防衛施設などの大型プロジェクトが重要な役割を果たしています。

営業活動と成果



アクティオは、建設機械レンタル業界のリーディングカンパニーとして確固たる地位を築いています。今期は特にコンプライアンスを優先しつつ、コンサルティング機能を組み込んだ「レンサルティング®」の展開に注力しました。また、同社の広範なネットワークを駆使して、全国規模で建設機械のレンタルを供給し、幅広い顧客に応える取り組みを続けています。

特に、建設市場の安全性向上に寄与するオリジナルプロダクトの開発や、レンタルDX営業部の立ち上げによって、デジタル技術の活用を進めました。その結果、無人レンタカー貸出サービスや、衛星通信サービスに基づく機材レンタル事業を新たに開始するなど、業務効率化を図りました。これにより、顧客ニーズへの適切な対応が可能となり、収益の向上につながっています。

財務状況と業績



令和6年12月期の業績は、売上高が360,010百万円で前年比5.6%増、経常利益は25,453百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は13,123百万円となりました。特に利益面では前年に比べ減少も見られましたが、全体的な売上が安定していることが、その背景にあります。

今後の展望



アクティオは、2025年に向けて建設業界が直面している人手不足への対応や、働き方改革に基づく労働環境の改善に注力していく必要があります。特に、最新技術の導入やデジタル化の促進を通じて、生産性の向上を図ることが求められるでしょう。また、環境問題についても、カーボンニュートラルへの対応を進めていることは顧客からの信頼につながる重要な要素です。

アクティオは、今後もコーポレートガバナンスの強化を行い、企業価値の向上を目指していくと表明しています。このような積極的な取り組みが、持続可能な社会の実現と企業成長の鍵となるのです。

今後もアクティオの成長と挑戦を注視していきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社アクティオホールディングス
住所
中央区日本橋3-12-2朝日ビルヂング9階
電話番号
03-6880-9001

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