環境配慮を追求した新しい木質床材「ボアシス」の魅力とは
パナソニック ハウジングソリューションズが、商業・オフィス用木質床材「ボアシス」の施工対応範囲を拡張し、コンクリートスラブ下地や捨て貼り合板下地への直貼り施工に対応した。これにより、現在のオフィス空間だけでなく、商業施設や共用部でもこの製品を使用する機会が増えることが期待されている。
1. 新たに広がる施工可能範囲
「ボアシス」は、これまで主にOAフロア用の下地に対応していたが、2025年11月4日より新たにコンクリートスラブや捨て貼り合板下地への施工が可能となった。これにより、より多様な空間での利用が実現し、オフィス内の執務エリアや共用部、さらには商業施設まで幅広く提案できるようになる。
この変更は、特に設計者や施設管理者から寄せられた「共用部と執務エリアを同じデザインで統一したい」といった声に応えるものだ。これにより、空間の統一感を持たせることができ、訪れる人々にとっても魅力的な環境を提供できる。
2. 環境に優しい素材選定
建築分野では、環境負荷を低減するための素材選定が進んでいる。特に、再生可能資源である木材はその代表選手として注目を浴びている。オフィス空間での木質化ニーズは増加しているが、これは環境配慮だけでなく、快適性を求める声にも応える形で進化している。「ボアシス」の登場は、こうした時代背景を反映した製品と言えるだろう。
3. 「ボアシス」の特長
「ボアシス」は6つの性能を備えている。おそらく、この製品がオフィス空間に最適化されている理由の一つである。
3.1. 施工の容易さ
「ピールアップボンド」を用いることで、OAフロアに直接貼ることができる。このため、施工が早く、手間も少ないため、後配線やレイアウト変更が求められる場面でも効率よく作業が進む。
3.2. 高い適合性
独自の樹脂さねによる接合技術により、OAフロアの不陸を最大1mmまで吸収可能となっている。これも、施工のストレスを軽減する要因の一つだ。
3.3. 汚れに強い表面
汚れがつきにくく、万が一に汚れがついても、すぐに拭き取れる表面仕上げになっているため、清掃がスムーズだ。
3.4. 安全性の確保
万が一の火災時にも備えた防炎物品認定を受けているため、安全性も高い。これは特に公共性の高い場所で使用される際には重要な要素となる。
4. 最後に
環境への配慮と快適な空間づくりを追求した「ボアシス」は、オフィスや商業施設にとって新たなスタンダードとなる可能性を秘めている。これから多くの場面での活用が期待されるだけに、今後の展開に注目が集まる。さまざまなニーズに柔軟に対応できる「ボアシス」を利用することで、より快適でエコな空間を実現していきたい。
お問い合わせはパナソニック ハウジングソリューションズ株式会社まで。詳しい情報は公式ウェブサイトも参照できる。