千石、知財功労賞受賞
2021-04-09 14:00:03

千石、知財功労賞で特許庁長官表彰を受賞した背景と実績

株式会社千石、特許庁長官表彰を受賞



兵庫県加西市に本社を置く株式会社千石は、令和3年度の知財功労賞において特許庁長官表彰(商標)を初受賞しました。この受賞は、知的財産権制度を効果的に活用し、企業成長に寄与したことが評価された結果です。

知財功労賞について


知財功労賞は、毎年4月18日の「発明の日」にちなんで経済産業省と特許庁が行う表彰制度です。個人及び企業の知的財産権の発展や普及、制度の円滑な運営に貢献した功労者に対して表彰されます。千石は、国内の製造業が苦境に立たされる中でも、ブランドと技術を積極的に取り入れる姿勢が高く評価され、この栄誉に輝きました。

受賞の理由


千石が受賞に至ったポイントは、次の3つに集約されます。

1. 新技術の開発とヒット商品: 大手企業の撤退を機に取得した「遠赤グラファイト」の特許技術を活用したトースターが、テレビなどで取り上げられブームを巻き起こしました。また、英国の有名ブランド「アラジン」の石油ストーブをOEM製造し、その後販売代理店を買収することで、日本国内における「Aladdin」の商標権と販売権を獲得しました。

2. 競争優位性の構築: 技術、特許、ブランドを融合させ、自社の競争力を強化しています。特に、商品開発に関わる部門が同一フロアに集まり、迅速なコミュニケーションを実現。顧客の声を迅速に製品に反映させる仕組みが強みとして機能しています。

3. 知財戦略の体系化: 各製品ごとに中長期的な事業戦略を策定し、知的財産戦略もそれに組み込んでいます。知財担当者が作成する総括報告書を利用し、経営層や他部門への共有も行っています。この仕組みが新たな知財戦略の見直しに繋がっています。

受賞に寄せるコメント


千石の代表取締役社長、千石唯司氏は、「当社はプレス加工業からスタートし、現在では企画・開発から製造・販売まで一貫して行うメーカーとなりました。特に販売好調の『グラファイトトースター』や『アラジン』ブランドに自信を持っています。今後も知財を活用し、ブランド価値の向上に努めて参ります」とコメントしています。

株式会社千石の概要


株式会社千石は、1953年に加西市で創業し、家庭用電化製品や石油暖房機器などを中心に幅広く製品を提供しています。「アラジン ブルーフレーム」などの人気商品を抱えたこの企業は、現代の消費者ニーズに応える製品開発を続けています。

詳細情報や受賞関連情報については、特許庁の公式サイトをご覧ください。

会社情報

会社名
株式会社千石
住所
兵庫県加西市別所町395
電話番号
0790-44-1021

関連リンク

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