薬局に新たな風を!オンラインセミナーで学ぶ地域医療の未来
株式会社ソラミチシステムが主催する、PECS1単位の無料オンラインセミナーが2025年1月15日に開催されます。今回のセミナーでは、藤田医科大学の准教授である大杉泰弘氏を講師に迎え、薬剤師が地域医療に貢献するための「総合診療」の視点を取り入れた実践スキルが紹介されます。地域医療の未来に向けて、薬局が果たすべき役割がますます重要になってきています。
総合診療の重要性
現代の医療システムでは、患者が自由に診療科を選ぶことが可能ですが、この仕組みには検査の重複や、重要な疾患が見逃されるリスクがあります。こうした問題を解決する鍵となるのが「総合診療医」です。総合診療医は、年齢や疾患の枠を超えた多様な患者と向き合い、身体だけでなく、心や生活環境までを考慮した包括的なケアを実施します。
また、総合診療医は「人生を診る医師」として、必要に応じて行政やケア施設、地域コミュニティとも連携する役割を担います。このようなアプローチは薬局や薬剤師の業務とも深く関連しており、地域医療の質を向上させるための大きな可能性を秘めています。
セミナー内容
本セミナーでは、総合診療医の視点とスキルを詳しく解説し、地域医療において薬剤師がただ薬を出すだけでなく、包括的な面から支えるために必要な「6つの実践スキル」を紹介します。具体的には、地域に根ざした薬局がどのようにして医療の中心として進化できるか、参加者は新しい知見を持ち帰ることができるでしょう。
開催詳細
- - 開催日時: 2025年1月15日(水)19:00~21:00
- - 会場: オンライン(Zoomにて配信)
- - 対象者: 薬剤師・薬局関係者
- - 参加費: 無料
- - 申込みリンク: セミナー詳細・お申込みはこちら
講師の紹介
大杉 泰弘氏
藤田医科大学総合診療科の准教授であり、豊田地域センター副院長を務める大杉氏は、豊田医療センターにおける総合診療・家庭医療プログラムの設立に貢献しています。
糸賀 誠氏
マイライフ株式会社の代表取締役であり、地域住民の健康を重視した取り組みを推進しています。
岡田 浩氏
和歌山県立医科大学薬学部教授で、国内外での研究経験を活かし、薬剤師の介入の重要性について研究を行っています。
システムの紹介
セミナーでは、株式会社エムティーアイのクラウド型電子薬歴システム『CARADA 電子薬歴 Solamichi』も紹介されます。このシステムは、処方のリスクや服薬指導を管理する機能を搭載し、薬剤師の業務効率化を図ります。2021年度のグッドデザイン賞も受賞しており、今後の医療現場での活用が期待されます。
参加することで、地域医療における自らの役割を再認識し、さらなる高みを目指す良い機会となるでしょう。このセミナーを通じて、薬剤師として地域の医療にどう貢献できるか、一緒に考えていきましょう。