エフピコとウオロクが進める食品トレー回収プロジェクトの拡大

エフピコとウオロクの協業がもたらすエコの未来

株式会社エフピコと株式会社ウオロクは、地域環境への貢献を目指して新たなリサイクル提携を拡大します。この取り組みは、店舗で回収された使用済み食品トレーを再利用し、新しい食品トレーや透明容器を生産する「ストアtoストア」のリサイクルの一環です。配送されたトレーは、リサイクル前後で目的を変えずに資源を循環させる「水平リサイクル」として知られています。

この提携では、地域の方々が使用済みの食品トレーをウオロクの店舗に持参し、設置された回収ボックスに投函します。回収されたトレーは、エフピコが資源として再利用し、「エコトレー」や「エコAPET」として生まれ変わります。それを再びウオロクの売り場で使用することで、効率的なリサイクルシステムを構築しています。

2024年3月期には、ウオロクが回収する使用済み食品トレーの量は129トンに達すると予想されています。このリサイクル活動を通じて、約301トンものCO2排出を削減し、2025年には330トンの削減を見込んでいます。これにより、地域の環境保全にも直結する意義深い活動を展開します。

「トレーtoトレー」の取り組み

このリサイクル活動を「トレーtoトレー」と呼びます。これは、店頭で回収したトレーを新しい食品トレーへと変換するエフピコ独自の方法です。このプロセスにより、単なる廃棄物が新たな商品として生まれ変わり、地域全体の循環型経済の実現に寄与しています。

エフピコの会社概要

エフピコは、日本国内で最大の簡易食品容器の製造メーカーで、スーパーマーケットやコンビニなどに製品を供給しています。彼らの育成してきた「エフピコ方式」のリサイクルモデルは、多くの支持を集めています。1962年に創業以来、同社は環境負荷の低い製品開発に努め、持続可能な社会の構築に貢献してきました。

所在地は東京都新宿区西新宿、代表者は安田和之社長です。さらなる詳細は、公式サイトエフピコをご覧ください。

ウオロクの役割

一方、ウオロクは新潟県内で45店舗を展開するスーパーマーケットです。「おいしく楽しい食卓と豊かな生活を提供する」という理念のもと営業しており、地域社会に密着した企業として知られています。また、環境問題や食育、社会貢献にも力を入れています。

ウオロクの本社は新潟市中央区にあり、こちらも1962年に開業。「ウオロク」の詳細については、公式サイトウオロクを訪れてください。

このように、エフピコとウオロクの連携は、地域のエコ活動の推進だけでなく、持続可能な未来を見据えた重要な一歩となっています。今後、さらなる取り組みの展開が期待されます。