野村万作の芸歴90年を記念した特別公演のご案内
日本の伝統芸能、能楽の世界で特に名を馳せる野村万作氏が、なんと芸歴90年を迎えます。その記念すべき公演が2023年2月2日、東京の練馬文化センターで開催されます。この日、能楽ファンはもちろんのこと、初めて能・狂言に触れる方々にも魅力的な内容が用意されています。
公演の詳細
公演の題名は「能・狂言への誘い」。このイベントでは、世阿弥作の名作能『高砂』と、狂言の名作『靱猿』の2作品が披露されます。『高砂』は、夫婦の愛と長寿を祝う心を表現した作品であり、一方『靱猿』は、その緊迫した展開から哀愁、そして和楽へと至る劇的なストーリーが特徴です。これらの作品を通じて、能楽の深い魅力に触れることができます。
舞台と出演者について
出演者には、香川靖嗣氏と野村万作氏が名を連ねています。香川氏は今回『高砂』の主役を務め、その独自の魅力で観客を引き込むことでしょう。野村万作氏は、これまで数多くの舞台で活躍してきた実力派の狂言師です。この公演は、彼の90年間の集合的な経験と技を見られる貴重な機会です。
プレ講座の開催
また、より深く公演を楽しむためのプレ講座も用意されています。2023年12月22日には「能楽講座」が練馬区立生涯学習センターで開催され、こちらでは能楽の魅力について詳しく解説されます。講師は今回『高砂』のシテ(主役)を務める香川靖嗣氏が担当し、聞き手には武蔵野大学教授の三浦裕子さんが迎えられます。この講座では、実際の演者からの生の声が聞けるため、能楽に興味がある方々にとって貴重な体験になるでしょう。
公演へのアクセスと料金
この特別公演は、東京・練馬文化センターの大ホールにて行われます。日時は令和7年2月2日(日)14:00開演、13:15開場予定です。アクセスは、西武池袋線・西武有楽町線・副都心線直通、都営地下鉄大江戸線「練馬駅」中央北口から徒歩1分と、非常に便利なロケーションです。チケットは全席指定で、S席は7,000円、A席は5,000円、車いす席は3,500円となっています。
まとめ
能楽の奥深い世界に触れるまたとないチャンスが、練馬で訪れます。能楽への理解を深めるプレ講座と併せて、心に残る特別な時間を体験してみてはいかがでしょうか。能楽を通じて、豊かな文化と伝統を感じられるこのイベントに、ぜひ足を運んでみてください!