被爆80年、広島の記憶と復興の力を伝える朗読劇
2024年11月24日、広島ホームテレビ主催の朗読舞台『絵おと芝居2024 ヒロシマを復興させた力』が開催されます。被爆80年という節目を迎え、広島の被爆体験と復興への歩みを、力強い朗読劇を通して発信する本公演。広島のアナウンサー陣と地元の中高生たちが織りなす、記憶と希望の物語に迫ります。
HOMEアナウンサーによる熱演:ヒロシマの現場の力
広島ホームテレビの野村アナ、瀬賀アナ、廣瀬アナ、そして渡辺アナの4人は、被爆直後から人々のために奔走した物語『ヒロシマ7DAYS』を朗読劇で再現します。7日間という短い期間の中で、様々な困難を乗り越えながら他者のために職務を全うした人々の姿は、現代社会においても大きな感動と勇気を与えてくれるでしょう。アナウンサーたちは、声の表現力のみで、登場人物たちの年齢や感情、そして当時の緊迫した状況を表現することに日々奮闘しています。
渡辺美佳アナウンサーは、「初めての朗読舞台で、声だけで感情や状況を伝えることの難しさを痛感しています。しかし、この公演を通して、一人でも多くの方に『広島の力』を感じてもらい、『未来へ生きるエネルギー』にしていただけたら嬉しいです」と語っています。
未来を担う若者たちとの共同制作
本公演は、次世代を担う若者たちとの共同制作という点も大きな特徴です。小学生が描いた絵を原案に、修道中学校・高等学校放送班と広島なぎさ中学校・高等学校放送部がそれぞれ「広島サッカー復活物語」と「広島バタンコ物語」を上演します。中高生たちは、自分たちの感性と表現力で、広島の物語を新たな視点から伝えます。
紙芝居作家・いくまさ鉄平氏による復興物語
本公演の基盤となっているのは、広島市在住の紙芝居作家、いくまさ鉄平氏による復興物語です。氏の描く力強い絵と、アナウンサーや生徒たちの熱のこもった朗読、そして音楽が融合することで、記憶と希望に満ちた舞台が創造されます。
開催概要
開催日時: 2024年11月24日(日) 午後1時30分~3時30分
会場: 広島なぎさ中学校・高等学校 シェルホール
内容:
1. 広島サッカー復活物語/修道中高放送班
2. ヒロシマ7DAYS/HOMEアナウンサーほか
3. 広島バタンコ物語/広島なぎさ中高放送部
入場: 無料(要予約)
主催: (一社)まち物語制作委員会・株式会社広島ホームテレビ
この朗読劇は、単なる舞台劇にとどまらず、広島の記憶を未来へと繋ぐ、重要な役割を担っていると言えるでしょう。被爆からの復興、そして未来への希望を胸に、多くの観客が訪れることが期待されます。