丸井グループが『ウェルビーイング・アワード2025』でゴールドを受賞
株式会社丸井グループが、ウェルビーイングアクション実行委員会によって主催された『ウェルビーイング・アワード2025』において、組織・チーム部門で見事なゴールド受賞を果たしました。この表彰は、異なる背景を持つ社員の幸福と健康を重視した取り組みが評価された成果です。
『ウェルビーイング・アワード』の意義
このアワードは、各種商品やサービス、活動、組織が多様な幸福感と健康にどのように貢献しているのかを顕彰するものです。自らの価値観を尊重し合い、より良い社会を築くことを目的としており、株式会社朝日新聞社などがその実施を担っています。
丸井グループの「ワーキング・インクルージョン」
丸井グループは、性別や年齢、障がいの有無にかかわらず、全ての社員が自身の可能性を最大限に発揮できる「ワーキング・インクルージョン」を掲げています。今年のゴールド受賞は、特に障がいのある社員の個性や強みを生かしたデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の成果として実を結びました。
このグループの人事部門では、知的障がいや精神障がいを持つ約10名の社員が在籍しており、専任スタッフが彼らとの対話を重ね、各々の特性に応じたスキル向上を図っています。具体的には、パソコン技術が得意な社員には、初歩から専門的な講座まで段階を追った指導が行われています。
DXスキルの向上とチームワークの促進
このような取り組みにより、社員たちは自主的にデジタル技術を学び、マクロ開発やメタバースの講座に参加するなど、実際にスキルを向上させています。またチーム内の情報共有も奨励され、各自が苦手な分野をオープンにすることで、相互理解を深める環境が醸成されています。
これにより、異なる障がい特性を持つ社員たちがそれぞれの強みを生かしながら、業務のDXに取り組んでおり、年間400時間の業務時間短縮に成功しています。調査によれば、障がいのある社員の6割が「自分の強みを活かしている」と回答する一方で、一般社員の数倍の割合がその意識を持っていることも分かりました。
社員の「Well-being」を目指す経営
丸井グループが掲げる「Well-being経営」は、単に社員の健康を重視するだけでなく、彼らが自分の個性を生かし社会の幸福に貢献することを目指しています。主導的な文化を育み、自らの意思で行動することを重視したこの10年以上の取り組みが、企業文化の進化を支えています。
丸井グループは、今後も「しあわせ」を創出する取り組みを積極的に推進し、すべての社員が充実感を持って働ける職場環境を整備していく考えです。これからのさらなる成長にも期待が高まります。
丸井グループのデータ
- - 本社所在地: 東京都中野区中野4-3-2
- - URL: 丸井グループ公式サイト
- - 代表取締役社長: 青井 浩
- - 関連会社: ㈱エポスカード、㈱丸井、㈱エムアンドシーシステムなど