新しい感染対策ツール「ManGo感染管理版」の登場
2025年10月30日、サラヤ株式会社が医療と福祉の現場に特化した新しい感染管理ツール「ManGo感染管理版」を発表しました。これは、感染対策ラウンド業務をより効率的に管理するためのクラウド型システムで、医療施設における感染リスクの低減に貢献することを目的としています。
開発の背景
医療現場では、感染対策ラウンドが重要であるものの、その運用は多くの工程を必要とし、専門業務との並行作業が困難になっていることが課題とされています。このような状況では、人員不足や業務の属人化、さらには医療DXの推進などがネックとなり、業務の効率化が急務となっています。
「ManGo感染管理版」は、これらの問題に対応し、業務の負担を軽減するために開発されました。
商品の特長
「ManGo感染管理版」が持つ主な特長は以下の通りです。
チェックリストが自動で作成され、タブレットやスマートフォンから次々と入力・撮影できるため、ラウンドの準備から報告書作成までの時間を大幅に短縮します。
また、要改善項目は自動的に抽出され、それぞれの部署に通知されるため、現場での改善スピードも向上。
Web上で報告や承認が完結し、ペーパーレス及びはんこレスを達成します。これにより、環境への配慮もなされています。
掲示板機能や改善事例集により、各部署間での情報共有がスムーズになります。
専門家によるフィードバックサービスも提供され、結果の添削や改善アドバイスが受けられます。
有料での講習会を通じた課題解決のサポートも行っています。
稼働結果はクラウド上に蓄積され、過去のデータや全国のユーザーとの比較が簡単に行えます。これらの情報は改善指示の根拠としても活用が可能です。
今後の機能追加
今後の予定として、連携施設間でラウンドチェックリストを共通化し、情報の共有をさらに促進する機能もリリース予定です。これにより、感染対策の標準化が進むことが期待されています。
まとめ
「ManGo感染管理版」は、従来のアナログ管理からの脱却を図り、業務の効率化を目指しています。専門業務への集中を促し、現場改善のスピードアップも実現。施設全体として感染対策の質向上に寄与することが期待されています。
発売日は2025年10月30日。詳細はサラヤの専用サイトで確認できます。また、医療や介護関係者向けの新発売記念セミナーも予定されていますので、ぜひ参加を検討してください。
今後、医療や福祉の幅広い現場での感染対策の標準化と質向上に貢献することを目指し、さらなる機能追加や改善が行われるでしょう。これにより、医療・福祉の現場における感染管理と食品衛生管理が包括的に支援される時代が来ることが期待されます。