信州大の水の科学
2025-08-05 14:33:34

信州大学が大阪・関西万博で未来の水の科学を体験!

信州大学が大阪・関西万博での挑戦



2025年8月14日から19日まで、大阪・関西万博において、国立大学法人信州大学が出展するイベント「わたしとみらい、つながるサイエンス展」内で、特別な体験型ブースを設けます。テーマは「水の惑星地球の未来」。このブースでは、水と水素を基にした科学技術を駆使して、地球の環境問題解決に向けた新たな試みを紹介します。

展示の概要


信州大学は、世界各地で深刻化している水不足やカーボンニュートラルの実現に貢献することを目指して、3つの革新的な技術を取り上げています。これらの技術は、子供から大人まで、誰でも体験しながら楽しめる形で展示される予定です。合言葉は「みずから、はじめる。From Water, From Myself.」。この活動を通じて、参加者は最新の科学技術が地球課題の解決に向けて如何に貢献できるのかを実感できるでしょう。

深刻な地球環境問題


国連の報告によると、現在も数十億人が安全な水にアクセスできないという現実があります。特に水は、地球上での極めて重要な資源であり、持続可能な社会を実現するための鍵となる要素です。信州大学では、この問題に真摯に取り組み、長年にわたり「環境」を研究テーマとしてきました。2050年のカーボンニュートラル達成も含め、持続可能な世界を目指して科学技術の力を最大限に活用することが求められています。

体験できる三つの技術


1. 浄水結晶


展示には、特に注目される「信大クリスタル」と呼ばれる浄水技術が含まれています。これは、重金属などの不要物質を吸着できる高機能な結晶材料です。来場者は、巨大な結晶パネルやインタラクティブな映像を通じて、この技術がどのようにして水を浄化するのかを実感することができます。

2. 逆浸透膜


次に紹介するのは、遠藤研究室が開発した革新的な「極超低圧RO膜」です。これは、非常に低い圧力で浄水が可能という特性を持ち、従来の市販膜と比較して圧倒的な優位性があります。実際に来場者は、この膜の性能を体験し、手軽に浄水を行う仕組みを理解できます。

3. グリーン水素


さらに、堂免・久富研究室が展示する「人工光合成システム」では、水と太陽光を利用して水素を生成する技術が紹介されます。来場者は、光触媒を操作しながら水の分解過程を観察し、水素が生成される瞬間を体験することができます。

社会実装への道


信州大学は、展示した技術を早期に社会に実装することを目指し、企業や自治体との連携を強化していきます。大阪・関西万博でのブースを契機に、新たな共同研究や事業化のパートナーシップを模索し、持続可能な地球を作るための一歩を踏み出します。

関連イベント


また、8月15日には、信州大学卒業のYouTuber「ラムダ技術部」によるステージイベントも行われる予定です。これにより、多くの人に科学の面白さを伝える良い機会となることでしょう。

開催情報


  • - イベント名:大阪・関西万博 文部科学省主催イベント「わたしとみらい、つながるサイエンス展」内 信州大学ブース
  • - 出展テーマ:「水の惑星地球を守れ!アクア・リジェネレーション科学者たちの挑戦」
  • - 期間:2025年8月14日(木)~8月19日(火)
  • - 会場:大阪・関西万博会場 EXPO メッセ「WASSE」

詳細は文部科学省や信州大学の公式ウェブサイトで確認することができます。未来を見据えた新しい水の科学を通じて、持続可能な社会の形成に寄与しようという信州大学の取り組みに、ぜひご注目ください。


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会社情報

会社名
国立大学法人信州大学
住所
長野県松本市旭3-1-1
電話番号
0263-35-4600

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