無料ウェビナー開催のご案内
来たる2024年10月31日(木)の18:00から、アニマルウェルフェアをテーマにした無料ウェビナーが開催されます。このウェビナーでは、オルガ・キコウ博士が登壇し、アニマルウェルフェアの最新の動向や、EUにおける“End the Cage Age”法案についての現状と将来をお話しします。参加は無料で、事前登録が必要です。Zoomを通じてオンラインでの参加が可能で、日本語と英語の2言語で提供されます。
意義深い背景
アニマルウェルフェアは、近年ますます重要視されています。特に畜産業のあるべき姿が問われ、環境への影響も考慮される中、世界銀行の報告によると、動物性食品は農業関連の温室効果ガスの排出量の約60%を占めているとされています。これを受けて、農業から動物性食品を排除することで、環境への影響を大幅に軽減できるという期待が高まっています。
さらに、アニマルウェルフェアに対する国際的なコンセンサスも広がりを見せており、OECDのガイドラインにアニマルウェルフェアが追加されたことからも、その重要性がうかがえます。特に、EUでは140万人以上の市民から支持を受けた“End the Cage Age”法案がありましたが、2023年にはその法案が提出されずに終わりました。この流れや今後の展望について、オルガ・キコウ博士が詳しく説明してくださいます。
オルガ・キコウ博士のご紹介
オルガ・キコウ博士は、動物福祉の向上を目指す立法運動に長年従事してきた専門家です。彼女は現在、The European Institute for Animal Law and Policyで立法提言戦略の責任者を務めています。過去にはCompassion in World Farmingでの活動を通じて、”End the Cage Age”法案の提案を推進する重要な役割を担いました。25年以上にわたる経験を活かし、動物福祉や環境問題、社会正義に関する広範な知識を持つ彼女の視点は、参加者に大いに価値を提供することでしょう。
主催団体の紹介
本ウェビナーはアニマルウェルフェアに特化した非営利団体、アニマルウェルフェア・フード・コミュニティー・ジャパン(AWFCJ)によって主催されています。AWFCJは、日本におけるアニマルウェルフェアの発展を目指し、研究者や生産者、流通業者、消費者など、多様なメンバーで構成されています。
彼らはアニマルウェルフェアへの理解を深めるため、様々なイベントを通じて情報を共有し、コミュニティ形成に努めています。現代社会において、アニマルウェルフェアは非常に重要なテーマであり、未来を見据えた議論が求められています。
参加方法
興味のある方は、Peatixよりお申し込みの上、ぜひ参加してみてください。このウェビナーは、アニマルウェルフェアの最新情報を得る絶好の機会です。受動的な参加にとどまらず、積極的に議論に加わる素晴らしい場となることを願っています。詳細は事前に登録を行った際にメールでお知らせしますので、お見逃しなく。