関市生まれの包丁「関流」
2022-10-05 09:00:01
関市の高校生が手掛けた新しいパン切り包丁「関流」が発売
新たな家族の食卓を彩る「関流」
関市で実現した特別なパン切り包丁「関流」が、10月8日に発売されます。この包丁は、関市立関商工高等学校の生徒たちが地元の魅力を形にした作品です。
背景と制作の経緯
このプロジェクトは、関商工会議所青年部が主催する「関メタルアート2022」の一環として始まりました。料理への関心が高まる中、特にお家ごはんが増えるのに伴い、包丁も料理を楽しむための重要なツールとして位置付けられました。生徒たちは地元の企業を訪れたり、アイディアをスケッチしたりしながら、このプロジェクトを進めました。最近のSNSや動画サイトでの料理情報の普及を考え、料理の見映えをより良くするための製品を企画しました。
包丁「関流」の特徴
このパン切り包丁は、関市の自然をモチーフにした滑らかなフォルムが特徴です。波刃は岐阜県の清流を象徴し、人差し指を支えるストッパー部分には山々の形状を描写しています。また、ブレード部分には、先端技術を用いたカラーレーザー彫刻で、清流やかわせみ、鮎がデザインされています。こうして、料理を切り分ける楽しさとともに、見た目にも美しい食卓を演出することができます。
使いやすさと切れ味
包丁「関流」は、5種類の波刃を備えています。これにより、食パンや硬いパンも、特に力を入れずにスムーズにカットできるのです。また、使用されているモリブデンバナジウム鋼は世界的に評価される耐久性と持続的な切れ味を誇ります。家庭での使用においても、安心して長期間愛用できる商品となっています。
環境にも配慮
パッケージデザインにもSDGsの観点が反映されています。関流のパッケージは、減プラスチックを基本にしており、すべて紙製で仕上げられています。特に通常の包装に使われるプラスチック部分も、代わりに紙を使用しており、エコ意識の高い製品としても注目されます。
教育と地域貢献
このプロジェクトは、関市立関商工高等学校の総合ビジネス科の3年生38人が中心となって行いました。彼らは「至誠明朗」を校訓に掲げ、地域社会での実践力を養うことを目指しています。関商工会議所青年部の支援も受けつつ、アイディアを出し合いながら切れる包丁の開発に励んできました。
今後は、地域の伝統工芸と若い世代の創造力が融合した「関流」が、家庭での料理を楽しむ一助となることが期待されています。関市が誇る地域資源を生かしたこの製品は、きっと多くの家庭で愛されることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
関商工会議所青年部
- 住所
- 岐阜県関市本町1丁目4番地関商工会議所内
- 電話番号
-
0575-22-2266