ジザイエがNEDOの新プロジェクトに参画、ロボット活用を推進

株式会社ジザイエ(東京都千代田区)が、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業である「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」に採択され、ロボティクス分野でのソフトウェア開発基盤の構築に参画することが決まりました。この事業は、建設業界におけるロボット技術の活用を促進することを目的としており、ジザイエはこのプロジェクトにおいて標準モジュールの開発を担うリーダー企業として参加します。

事業の概要


本プロジェクトは、建設RXコンソーシアムによるもので、企業が協同して申請・採択されたものです。建設業界をモデルにしたロボット活用を推進し、業務の効率化や生産性向上、さらには省人化を目指す取り組みとなっています。ジザイエは、この事業の中で、建設ロボットの社会実装に向けた基盤を整えることが求められています。

研究開発の背景と目的


近年、建設業界では熟練技能者の高齢化や人材不足といった問題が深刻化しています。これを受け、本研究開発では、ROS2を基盤にした共通リファレンスアーキテクチャの策定、標準モジュールの開発、シミュレーション技術の構築など、多様な開発者が参加できるオープンなロボット開発プラットフォームの設立を目指しています。

期待される社会的インパクト


本プロジェクトによって、以下のような具体的な社会的なインパクトが期待されています。
1. 技能継承の効率化: 熟練者が現場に行かずとも、遠隔で指導や操作が可能になる新たな環境を構築します。
2. 省人化と効率の向上: 一人のオペレーターが複数の現場を支援できる体制が整い、作業効率が大幅に向上する見込みです。
3. 安全性の向上: 高所や危険区域での作業を減少させることで、事故リスクを低減します。
4. フレキシブルな働き方の実現: 遠隔就労によって、様々なライフスタイルに合った働き方が可能になります。
5. 他産業への波及効果: 構築されるプラットフォームは、インフラ、農業、鉱業など他の産業にも応用可能です。

NEDOについて


NEDOは、日本最大級の公的研究開発機関として、エネルギー・環境・産業技術の分野でのイノベーションを促進しています。企業や大学、研究機関と協力し、技術開発の支援や実証プロジェクトを推進しており、社会課題の解決を目指しています。

建設RXコンソーシアムについて


建設RXコンソーシアムは、施工ロボットやIoTアプリの開発を通じて、建設業界が直面する問題の解決に取り組む民間団体です。施工現場の生産性や安全性の向上を図り、持続可能な建設業の実現に寄与しています。

ジザイエについて


ジザイエは、すべての人が時空を超えて働ける世界をミッションに、遠隔就労支援プラットフォームを展開するスタートアップです。独自の映像圧縮技術を活かし、通信環境の悪化にも対応した高精細・低遅延の映像伝送が可能で、建設や製造、インフラなど様々な現場での遠隔操作を実現しています。

このように、ジザイエはNEDOの新たなプロジェクトを通じて、ロボット技術の社会実装に向けた重要な役割を果たし、建設業界の未来に向けた革新を推進しています。

会社情報

会社名
株式会社ジザイエ
住所
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル5F Inspired.Lab
電話番号

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