未来を考えるイベント
2025-09-10 12:17:50

女子生徒の未来を考える特別イベントが品川で開催されました

2025年8月31日、東京都品川区にある品川女子学院にて、公益財団法人山田進太郎D&I財団が共催するイベント「女子の未来の可能性を考えよう」が盛況のうちに開催されました。会場には多くの女子小中高生とその保護者が集まり、将来に向けた前向きな考えを育む場となりました。

イベントの概要


このイベントは、東京都副知事の松本明子氏や慶應義塾大学の中室牧子教授、品川女子学院理事長の漆紫穂子氏といった著名な講師を迎え、女子生徒たちが将来のキャリアや進路について考える機会を提供しました。開催時間は午前10時から12時まで。具体的には、第一部で「女子の進路と未来」を、第二部では女子校の教育プログラムを、第三部では先輩学生によるキャリア体験談を共有しました。

第一部:女子の進路と未来を考えよう


最初のセッションでは、松本氏が東京都の調査を基にしたデータを引用し、女子生徒の学力や未来の可能性について議論しました。特に、女性に対する先入観が依然として存在し、これが進路選択に影響を及ぼすことを掘り下げました。漆氏は教育現場の現状を反映し、保護者や教員の意識の変化の必要性を強調しました。中室氏からは、教育経済学における「ステレオタイプの脅威」という概念が紹介され、これが女子生徒の成績にどのように影響するかが語られました。参加者は、各講演者からのメッセージをもとに、意識の改革を促す重要性を理解しました。最後に、松本氏からは「東京都は女性の活躍を応援しています」との力強い言葉がありました。

第二部:女子校の教育の魅力


続く第二部では、実践女子学園、普連土学園、品川女子学院からそれぞれのプログラムについて発表がありました。実践女子学園では海外の留学生との交流やケンブリッジ大学とのサマーキャンプなど、多彩な活動を展開しています。普連土学園からは、自立心を育む教育文化やロケット班の国際大会優勝についての事例が紹介され、中でも地雷撤去支援活動が学生の意識を高めるきっかけとなっていることが語られました。品川女子学院では、生徒が主導して企画する特別講座や、起業体験プログラムにより、実社会に直結した学びを実践する姿が見られました。

第三部:先輩に聞く!


最後のセッションでは、中央大学の清水野乃子さんと慶應義塾大学大学院の安田莉子さんが登壇し、それぞれの進路の選択についての体験を語りました。清水さんは「自己管理が難しいが、自分の興味に集中できる環境にいる」との発言をし、進路選択における柔軟性の重要性を強調しました。安田さんは、学校選びにおいては単なる女子校か共学かではなく、自分に合った教育環境を重視することが重要だと述べました。この言葉には多くの参加者が共感し、具体的な疑問や質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

D&I財団の取り組み


公益財団法人山田進太郎D&I財団は、誰もが能力を発揮できる社会を目指し、特にSTEM分野における女性の進学やキャリア選択を推進する活動を展開しています。2024年からは「Girls Meet STEM」事業を開始することも発表され、今後の活動に期待が寄せられています。

このように、イベント「女子の未来の可能性を考えよう」は、女子生徒たちが自身の未来を前向きに考える貴重な機会となり、参加者に多くの刺激や新たな視点を提供する場となりました。今後もこのような取り組みが続けられることを期待しています。


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会社情報

会社名
公益財団法人 山田進太郎D&I財団
住所
東京都港区六本木7丁目14−23
電話番号
03-6820-0423

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