月次決算短縮の秘訣
2025-08-07 09:16:15

明成商会が月次決算を最大3営業日短縮する取り組みとは

明成商会の新たな挑戦



株式会社明成商会は、90年以上の歴史を有する専門商社で、多様な分野での製品・サービスを提供しています。最近、同社は株式会社マルチブックが提供するグローバルクラウドERP「multibook」を導入し、その結果、月次決算のスピードを最大3営業日短縮することに成功しました。これにより、内部統制やガバナンスの強化にも寄与しています。

導入前の課題



明成商会の海外拠点では、月次損益計算書や貸借対照表を手作業で作成・共有しており、12ファイル分の情報を経理部門が確認・集計する必要がありました。このプロセスは、人的ミスを引き起こすリスクが高く、具体的には修正依頼や再確認の手間がかかっていました。そのため、経営陣向けの報告資料を作成するにも多大な時間を要しており、効率化が急務でした。

「multibook」の選定理由



明成商会が「multibook」を選んだ理由は、特に海外拠点の決算業務を迅速に行うためです。このERPシステムは、海外拠点から集めた会計データを自動的に集計し、日本本社で簡単に必要なレポートを生成できるのです。また、導入コストも適正で、サーバーを用意する必要がないため、スムーズに運用開始が可能でした。このような理由から、香港・上海・ベトナムの3拠点に続き、マレーシア拠点へも導入が決定しました。

実績と成果



「multibook」の実装によって、明成商会では12ファイル分の会計データを一元化。主な成果として、月次決算から経営層への報告までの時間が最大3営業日短縮され、業務全体の効率が向上しました。さらに、従来の表計算ソフトで問題となっていた転記ミスや関数の崩れが解消され、より信頼性の高いデータが提供されるようになりました。特に、経理部門は仕訳データをドリルダウンして確認できるようになり、大幅な内部統制の強化も実現しました。

今後の展望



明成商会は、現在マレーシア拠点での「multibook」導入を進めており、将来的には全ての海外拠点で統一的に運用する計画です。この体制が整うことで、全拠点のデータを効率的に把握でき、月次会議や報告も一元化される見込みです。具体的には、議論の際にエクセルやPDFを使うことなく、クラウド画面から直接データを参照できるため、さらなる業務改善が期待されます。

今後は「multibook」で蓄積された豊富なデータを経営に活用し、明成商会の新たな事業成長につなげていく方針です。行政的にも、透明性の高い経営が実現されることは、企業の信頼性向上に寄与するでしょう。

まとめ



明成商会の「multibook」導入は、企業のデジタル化がどのように業務効率を向上させるかの一例です。デジタルトランスフォーメーションによって実現された変化は、今後の企業運営においても重要な要素となるでしょう。明成商会は、引き続きデータ管理の効率化に取り組みながら、社会貢献と顧客満足度向上を目指していくとしています。


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会社情報

会社名
株式会社マルチブック
住所
東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
電話番号

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