NEXYZ.と飯能信用金庫の提携の意義
最近、株式会社NEXYZ.が飯能信用金庫と脱炭素支援に向けて業務提携契約を締結しました。この提携は、中小企業や地域の事業者に対し、LED照明などの省エネ設備の導入を通じてCO₂排出削減を促進するものです。
省エネ投資を後押しするNEXYZ.
株式会社NEXYZ.は、東京都渋谷区に本社を構え、代表取締役社長の近藤太香巳氏のもとで運営されています。同社の目的は、地域のニーズに応じた金融サービスを提供し、持続可能な社会の実現をサポートすることにあります。
飯能信用金庫は、1951年に設立され、埼玉県飯能市を中心に48店舗を展開。地域密着型の金融機関として、預金や為替業務を通じて地域経済に貢献しています。
中小企業の脱炭素化を促進
この度の提携によって、NEXYZ.は飯能信用金庫のお客様に対して、特に中小企業や地方自治体の省エネ設備導入を支援するサービスを展開します。日本国内で99.7%を占める中小企業は、さまざまな理由から脱炭素への一歩を踏み出せていないという現実があります。
政府は「2030年100%LED化」を目指していますが、2024年1月時点での実施状況は58%にとどまり、達成には大きな課題が残されています。この背景には、資金不足や情報不足のために自力での取り組みが難しいという現実があります。
ネクシーズZEROの導入
そこでNEXYZ.が提供する『ネクシーズZERO』が力を発揮します。これは初期投資が0円で、省エネ設備を導入できるエンベデッド・ファイナンスサービスです。このサービスは、コストを抑えながら具体的な脱炭素施策が実現できるため、中小企業にとって大きなチャンスとなります。
また、地域金融機関としての飯能信用金庫は多くの地元中小企業と密接な関係を持ち、経営者との距離も近いという特性があります。そうした背景から、NEXYZ.はこれまでに80社以上の地域金融機関とビジネスマッチングによる業務提携を進めてきました。
効果的なコラボレーション
提携の結果、顧客企業が新たに設備を導入することで得られる電力削減やCO₂排出削減を、金融機関向けに実績レポートとして提供しています。これにより、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の開示要件を満たす上でも有効な内容となっています。
結論
本提携は、地域経済の活性化のみならず、持続可能な未来に向けた大きな一歩となることが期待されます。今後、NEXYZ.と飯能信用金庫が手を組むことで、多くの中小企業が環境に配慮した経営に転換できることを願っています。
この取り組みは、持続可能な社会を目指す上で重要な意味をもち、さらなる発展が期待されます。