人間国宝・金剛永謹が舞う『第12回 和のしらべ』開催決定
2024年9月16日、湊川神社神能殿にて開催される『第12回 和のしらべ』。この公演は、一般社団法人阪神能楽囃子連盟調和会の主催により行われ、能楽囃子を広めるための素晴らしい機会です。チケットはすでにカンフェティで販売中で、興味がある方は早めにご購入をお勧めします。詳細な情報は公式ホームページをチェックしてください。
植え付けられた特別な期待感
この公演の目玉となるのは、金剛流の宗家である金剛永謹の舞。彼は昨年度、重要無形文化財に個人指定されており、その技術と情熱が伝わる舞を楽しみにしているファンも多いことでしょう。金剛流特有の秘曲「内外詣」は、阪神間ではなかなか見られない貴重な演目です。獅子舞や神楽を盛り込んだこの作品は、囃子の美しさも兼ね備えた魅力的な演目で、必見です。
舞台の充実したプログラム
公演では、金剛流の伝統に加え、観世流の演者も参加します。特に、舞囃子「観世流の屋島」や「金剛流の八島」といったプログラムは、異なる流派の魅力を同時に楽しむことができる貴重な機会です。狂言「福の神」には、同じく重要無形文化財に認定された茂山七五三が登場し、観客を楽しませることでしょう。
演奏は、囃子方主催の会にふさわしいものであり、素囃子はもちろんのこと、小鼓や大鼓の連調など、多彩な演目が用意されています。特に、当会の人間国宝である大倉源次郎や三島元太郎による演奏が楽しみです。
インターナショナルな視点からの文化発信
この『第12回 和のしらべ』は、阪神間の国際観光都市としての発展に寄与するため、伝統文化の振興も目的の一つとされています。但し、ただの公演ではありません。観客には、能楽の敷居が高いと思う方々にも、気軽に楽しんでいただけるような工夫が求められています。音楽性にあふれた演目は、初めて見る方にも魅力的に映ることでしょう。
公演概要
- - 公演名: 第12回 和のしらべ
- - 日時: 2024年9月16日 (月・祝) 12:20開場 / 13:00開演
- - 場所: 湊川神社神能殿 (兵庫県神戸市中央区多聞通 3-1-1)
- - チケット料金: 自由席 5,000円(税込)
注意事項
- - 上演中は携帯電話をお切りください。
- - 館内での飲食は控えてください。
- - 許可のない録音・撮影は固くお断りいたします。
公演に関する問い合わせは調和会事務局まで。伝統芸能である能楽囃子の魅力を多くの人々に伝えるため、引き続き努力していくとのことです。この機会を逃すと、また次回まで待たなければならないかもしれません。ぜひ、皆さんも足を運んでみてください。