ラリックの新しい世界「Maison d'Artiste」
2025年3月19日、ラリックはニューヨークのアッパーイーストサイドにて没入型のフラッグシップブティック「Maison d'Artiste」をオープンしました。オープン場所は歴史的なショパール・マンションということで、顧客やクリエイターがラリックの無限の可能性を探求できる場所となります。この5階建てのタウンハウスは、単なるブティックに留まらず、訪れる人々に独特の芸術的体験を提供することを目的としています。
この新たなブティックは、ラリックの新しい時代の入り口であると言えるでしょう。名付けられた「Maison d'Artiste」では、コレクターやアート愛好家にインスパイアされた居住空間が演出され、リラックスした雰囲気の中でホスピタリティを感じながら比類のないアートを体験できます。
限定キャンドル《ル パルク》の登場
また、このオープンを記念し、ラリックは限定キャンドル《ル パルク》を発売予定です。このキャンドルはニューヨークのセントラルパークにおける特別な時間をインスパイアしたもので、香りはグリーン、アロマティック、ウッディと、多彩な組み合わせが魅力です。内容は190gで、燃焼時間は約40時間。価格は15,400円(税込)で、2025年4月2日(水)に発売開始されます。
魅惑的な旅の始まり
このブティックのクリエイティブなディレクションを手掛けたのは、ラリックのアーティスティック&クリエイティブ・ディレクター、マーク・ラミノーです。彼は、受賞歴のあるスタジオ・プレヴェザのクリストス・プレヴェザノス氏と共同で、ラリックの豊かな歴史と現代性を一体に表現し、顧客に新しい芸術体験を提供することに挑んでいます。
ラリック グループのエグゼクティブ・チェアマン、シルビオ・デンツ氏も、「新しいフラッグシップの立ち上げで、顧客や新世代のファンに向けてラリックのライフスタイルとクリエイションを体験していただけることに喜びを感じている」と語ります。彼の言葉からも、このブティックが単なる買い物の場に留まらないことがうかがえます。
クラシックとモダンの融合
ショップ内は、洗練されたレジデンスのようなプライベートな空間が広がり、「ベランダ・デッソンス」や「サロン・デクスプロラシオン」など、テーマごとにキュレーションされた空間での特別な体験が待っています。それぞれの空間は、ニューヨークの文化的な背景に敬意を表しつつ、ラリックの美学が生み出すさまざまな製品カテゴリーが展示されています。
また、このブティックが位置するイースト63rdストリートには、ブルーミングデール家などマンハッタン初期の上流社会の歴史が息づいています。その中に建つボザール様式の建物は、1884年頃に建設され、現在もその優雅さを保っています。
ラリックの魅力とニューヨーク
ラリックとニューヨークの関係は深く、ラリックのクリスタルガラスが用いられた多くのプロジェクトが存在します。象徴的なコティビルから、レストラン・ダニエル、セントラルパークタワーに至る現代的なインスタレーションまで、ラリックは常にこの街のスカイラインに美を与え続けてきました。
1888年に設立されたラリックは、その名高いアーティスト、ルネ・ラリックによってフランスのラグジュアリーライフスタイルを表現するビジョンのもとに生まれました。現在ではクリスタルガラスの装飾品から、インテリア、フレグランス、ジュエリー、アートピースに至るまで、ラリックの世界は多岐にわたります。
公式サイトでは、これらの製品を含む様々な情報が掲載されており、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
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