Snowflakeが新機能を紹介
2023年1月22日、Snowflake合同会社は、米国で昨年行われた開発者向けのカンファレンスで発表された内容を基にした技術説明会を報道機関向けに開催しました。リードデベロッパーアドボケイトの田中翔氏が講師として登場し、AIデータクラウドの最新機能について詳しい解説を行いました。
AIにおけるデータの重要性
最初に田中氏は、AIを活用する上でのデータの重要性に言及し、データのサイロ化やセキュリティ上の課題に対処するための統合プラットフォームとして、Snowflakeが果たす役割を明確にしました。これにより、企業はデータ活用をより一層促進できるようになります。
モダンな開発者ワークフローの実現
次に、開発者の生産性を高めるための「モダンな開発者ワークフロー」というテーマのもと、新しい統合開発環境「Snowflake Workspaces」が紹介されました。その中心機能である「Cortex Code」は、開発者が自然言語で指示を出すと、AIがSQLやPythonコードを生成したり、データ調査やドキュメント作成を支援する機能です。実際のデモでは、気象データを使用してAIが自律的にクエリを生成し実行する様子が披露されました。田中氏はこの機能を「指示を与えるだけでコーディングが完了する『バイブコーディング(Vibecoding)』に近い体験を提供するもの」と評しました。
全てのユーザーへのAI実現
続いて、ビジネスの意思決定を加速するための「全てのユーザーへのAI実現」をテーマにした機能が紹介されました。この「Snowflake Intelligence」は、自然言語による問いかけに対してAIデータエージェントが必要なデータを特定し、迅速に回答するものです。デモとして、売上関連の構造化データとカスタマーサポートの問い合わせ履歴という非構造化データを用いて、売上減少の要因を分析する手法が示されました。
データの制限を解消するための取り組み
さらに、データのサイロ化を解消するための「制限のないデータとAI対応」がテーマで、トランザクション処理と分析を一体化する「Snowflake Postgres」とオープンソース拡張機能「pg_lake」が紹介されました。この機能により、PostgreSQLのワークロードをSnowflake上でシームレスに拡張可能になります。また、機密情報を扱う企業向けのAI機能「AI_REDACT」も紹介され、個人情報を自動検出しマスキング処理を行う機能の有効性が強調されました。
全体を通じたSnowflakeの進化
また、田中氏は最近発表されたGemini 3のSnowflake Cortex AIへの導入や、多様なLLMへの対応についても言及し、プラットフォームとしてのさらなる進化を視覚化しました。Snowflakeは、AI時代において企業が迅速にイノベーションを実現し、データからより多くの価値を引き出すための重要なパートナーとしての地位を確立しています。
このように、Snowflakeはさまざまな企業のデータ活用を支援するためのプラットフォームとして進化を続けており、今後の展開に期待が寄せられます。
詳しい情報については、公式サイト(
snowflake.com/ja)をご覧ください。