令和6年度の海運モーダルシフト大賞が発表される!革新事例を称える
令和6年度海運モーダルシフト大賞の選定について
令和7年6月17日、国土交通省は「令和6年度海運モーダルシフト大賞」の選定を発表し、海上輸送へのモーダルシフトに貢献した荷主や物流事業者が表彰されることが明らかになりました。加えて、海上輸送が環境保護において大きな役割を果たすことも再確認され、物流業界の新たな潮流が見て取れます。
モーダルシフトの重要性
ここ数年、CO2削減への取り組みが強化される中、物流業界は2024年問題への対応を求められています。具体的には、地球温暖化防止の観点から、トン数あたりのCO2排出量が少ない海運へのシフトが重要視されています。そして、今回の大賞はその必要性を踏まえた認識から設立されたもので、運輸業が持つ社会的責任が一層求められるようになっています。
優良事業者と大賞受賞者
この度の海運モーダルシフト大賞及び優良事業者表彰は、日本長距離フェリー協会、日本内航海運組合総連合会といった関係団体との共同作業を通じて決定されました。令和6年度では、総数22件42社が「優良事業者」として表彰され、その中で特に革新的な取り組みを行った荷主や物流事業者3社が「海運モーダルシフト大賞」を受賞することが決定しました。具体的には、海上輸送の比率が総貨物量の50%以上であり、かつCO2排出量を15%以上削減した事業者が対象になります。
表彰式の詳細
表彰式は令和7年6月26日(木) 11時から、海運クラブホールにて開催されます。この機会に、報道関係者が取材を希望する場合は、事務局への連絡が必要です。表彰式では、受賞者による取り組み紹介や、モーダルシフトの進展に関するトークセッションも予定されています。
今後の展望
海上輸送は、燃料効率が良く、CO2削減効果が期待できるため、今後さらに重要な輸送手段として位置づけられます。モーダルシフトの推進は、サステナビリティの観点からも不可欠であり、物流業界全体の構造改革に繋がると予想されます。国土交通省は、今後も海上輸送の普及に向けた支援を継続していくとしています。
このように、令和6年度の海運モーダルシフト大賞は、物流業界における環境意識の高まりと新しい取り組みを刺激する重要なイベントです。今後の各社の活動に期待が寄せられます。