Willboxの成長
2021-05-17 19:30:01

Willbox、国際物流プラットフォームの新たな挑戦と成長の足取り

Willbox、国際物流プラットフォームの新たな挑戦と成長の足取り



国際物流を手掛けるWillbox株式会社が、プレシリーズAラウンドでの資金調達を成功させました。横浜市に本拠を置くこの企業は、リード投資家の丸紅ベンチャーズを含む複数の投資家から注目を集めています。今回の資金調達は、事業を本格的に立ち上げる大きな一歩となりました。Willboxの目指すところは、国内の事業者が持つノウハウをデジタルトランスフォーメーション(DX)により革新し、「Made in Japan」の国際競争力を向上させることです。

Willboxが運営する「Giho」という国際物流プラットフォームは、主に大型の工作機械や精密機械など、特別な専門知識が求められる分野に注力しています。この業界では海上コンテナ輸送(FCL/Fully Container Load)が主流であり、サービスのデジタル化が難しいとされてきました。国際物流は輸送や通関、梱包、船積みといった多くのプロセスが含まれ、様々な関係者が絡むため、リードタイムが長く、料金体系も不透明になりがちです。

Willboxはこれらの課題に対処するために、「Giho」を通じて各ステークホルダーを結びつけ、「早く、安く、安全な」物流サービスを提供しています。また、物流事業者には「高単価かつ得意な案件」を引き受けてもらうことを目指し、実務の効率化を図っています。

「Giho」の特徴は、デジタル化された木箱梱包技術と、構築されたしっかりとした物流事業者データベースに基づくアルゴリズムです。このプラットフォームにおいては、荷主が求める貨物サイズや条件を入力することで、最適な物流事業者による見積もりを最短10秒で算出できます。また、詳細な費用内訳も表示されるため、荷主は複数の見積もりから最も適したものを選ぶことが可能です。これにより業務の効率化が期待されます。

「Giho」は2020年7月からベータ版として運営されており、これまでに100社以上の物流事業者が参加しています。荷主の多くは工作機械や精密機械を扱う企業で、すでに輸送コストの削減や業務プロセスの改善を実現しています。今回の資金調達によって、Willboxはさらにシステムの改善や新機能の開発に乗り出し、サポート体制も強化する方針です。

「Giho」では、日本初の国際物流マーケットプレイスを展開しており、世界中の船会社や国内外の多様な物流事業者と提携しています。これにより、日本からのFCL輸出サービスが充実しており、利用者に対して強力な支援を行っています。

今後もWillboxは、国際物流を効率化し、業界全体の発展に寄与するサービスを展開していくことを誓っています。この新たな挑戦に、業界内外からの注目が集まります。

Willbox株式会社の概要


  • - 会社名:Willbox株式会社
  • - 本社所在地:神奈川県横浜市
  • - 設立日:2019年11月19日
  • - 資本金:110,750,000円
  • - 代表取締役:神 一誠
  • - 外部株主:ANOBAKA、丸紅ベンチャーズ、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタル、LAUNCHPAD FUND(Headline Asia)、守屋 実
  • - 事業内容:国際物流デジタルプラットフォーム事業
  • - ウェブサイトWillbox公式サイト

会社情報

会社名
Willbox株式会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3−1 クイーンズタワーA14階
電話番号
045-263-9188

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