新しい交流の場、アフリカユースコネクト
先日、横浜のJICAで開催された『ユース・アフリカ・コネクト』に参加した高校生のRさんにインタビューしました。このイベントは、アフリカの現状を理解するためのトークセッションやファッションショー、手作り品の販売などが行われ、多くの参加者を魅了しました。若者同士がアフリカの文化や国際協力について考える熱い機会となりました。
アフリカの“今”を知るトークセッション
イベントでは、アフリカで活躍する各分野のリーダーたちが登壇し、スーダン内戦や他の課題について語りました。彼らの生の声を通じて、現地の深刻な問題を知る良い機会となりました。Rさんは、こうしたトークを通じて「アフリカについてもっと知りたい」と思ったと話しています。知識の獲得だけでなく、自身の価値観が大きく変わったことを実感したようです。
文化を感じるファッションショー
さらには、アフリカの文化をテーマにしたファッションショーも開催され、色とりどりの衣装が披露されました。また、NPO法人『ALAZI』による手作りアクセサリーも販売され、アフリカの貧困問題について多くの人々が関心を持ちました。こうした独自性あふれる出展が、参加者に強い印象を与えました。
コーヒーを通じた国際支援
Rさんは、コーヒー販売のボランティアにも参加しました。マラウイ産のコーヒーを販売し、合計で27,000円の支援金を集めることができました。彼女は、皆が同じ目標に向かって協力し合う姿を目の当たりにし、新たなつながりが生まれたことに興奮していました。
「伝えることの難しさ」
しかし、コーヒー販売には試飲ができないという制約もあり来場者とのコミュニケーションが難しかったとのことです。「豆ではなく粉の販売だったため、質問された時に自分の言葉で説明するのが難しかった」そうです。ここで、「伝える力」の重要性を実感したというRさんは、今後自分の言葉で人に伝えることの大切さを理解しました。
多文化理解が自分の未来に繋がる
トークセッションやファッションショーを通じてアフリカの文化に触れたRさんは、これらの経験が将来の進路選択に大きな影響を与えることを確信しています。「他の国や文化について学ぶことは重要だと思います。この経験を生かして自分の未来を育てていきたい」と意欲を示しました。
編集後記
Rさんは、アフリカの文化や国際協力への理解を深め、自身の行動力を育んだ体験を語りました。NPO法人『せいぼじゃぱん』は、今後も学生たちのサポートをしながら多くの学びの機会を提供することに力を入れていくとのことです。彼女のように国際的な視野を持つ人材が育つことで、未来への可能性が広がります。