フクシマガリレイの新しいブラストチラー
フクシマガリレイ株式会社が、小型のブラストチラー/ショックフリーザーの新モデル「QXF-005SCLT」を発表しました。この新製品は2/3ホテルパンに対応し、急速冷却や凍結を必要とする飲食業界に最適です。
コンパクトな設計
この新型ブラストチラーは、幅750mm、奥行600mm、高さ850mmというコンパクトなサイズで、狭い厨房にも心地よく収まります。厨房のスペースを効率的に利用でき、スチームコンベクションオーブンの下にも置けるため、作業効率も向上します。2/3ホテルパンを最大で5枚収納可能で、ユーザーは計画的な調理が可能になります。
単相100Vのパワフルな冷却性能
新モデルの魅力の一つは、単相100Vの電源で運転可能でありながら、最大-40℃の急速冷却が可能という点です。これにより、新たな電源工事を行うことなく手軽に導入でき、小規模な飲食店でも使える利便性があります。急速凍結により、食品の旨味や香りをしっかりと保持し、衛生的な調理環境を実現します。
衛生管理の強化
本製品には、庫内を温風で乾燥させる機能が標準装備されています。これにより、従来の清掃時に残った水分を効果的に取り除き、カビや菌の繁殖を防ぎます。また、防水ファンを採用しているため、丸洗いも可能。これにより、厨房の衛生管理がより簡単になります。
ガス漏れリスクの低減
さらに、冷媒ガスの漏れリスクを抑えた設計も大きな特徴です。マイクロチャンネル凝縮器を採用し、冷媒の使用量を削減。また、冷凍サイクルの溶接点を減らすことにより、ガス漏れのリスクを低減しています。特に、冷媒ガス漏れに対する10年保証も付いているため、安心して使用することができます。
開発者の声
開発を担当した福島社長は、狭小な厨房でも急速冷却ができる機械のニーズに応えることを強調しました。特に、小規模な飲食店様のニーズを重視し、導入しやすい点に注力しています。新型ブラストチラーは、飲食業界の多様な要求にしっかりと応える製品となっています。
対象業界
このブラストチラーは、ホテル、レストラン、居酒屋などの外食産業や、病院、学校、保育園といった集団給食、さらにはスーパーマーケットや惣菜店といった小売業界でも広く利用できることが期待されています。
発売情報と販売目標
新型ブラストチラーの発売日は2026年1月5日。年間の販売目標は700台と設定されています。これにより、フクシマガリレイは厨房機器市場でのさらなる成長を目指しています。
導入事例
すでにこのブラストチラーを導入した保育施設では、給食の安全な提供と業務効率の向上が実現されています。特に、冷鮮野菜の管理やおやつ用のお菓子の冷却がスムーズに行えるようになり、調理の負担を大幅に軽減しています。
会社概要
フクシマガリレイ株式会社は業務用冷凍冷蔵機器の製造・販売を手掛けており、小規模な飲食店から大規模な施設まで広くサービスを提供しています。今後も、独自の技術を活用し、飲食業界の発展に貢献していくことでしょう。