LiLzとugoが業務提携し、革新的な点検AIサービスを実現

LiLzとugoの業務提携

IoTやAIを活用した遠隔点検向けサービスを提供するLiLz株式会社（リルズ）と、業務DXロボットの開発を手掛けるugo株式会社（ユーゴー）が提携しました。これにより、点検業務の新たな可能性が広がります。

提携の目的と背景

今回の業務提携は、LiLzが提供する点検AIサービス「LiLz Gauge」と、ugoが展開するロボットプラットフォーム「ugo Platform」を統合することを目的としています。これによって、点検業務におけるアナログメーターの読み取りを自動化し、作業効率の向上と人手不足の解消を目指しています。

「LiLz Gauge」と「ugo mini」の連携

「LiLz Gauge」は、機械学習と画像処理を駆使し、アナログメーターの値を高精度で読み取ることができるAIサービスです。点検用巡回ロボット「ugo mini」が撮影したアナログメーターの画像をugo Platformを介して受け取り、リアルタイムでデジタル値に変換します。これにより、従来の手作業に比べて遥かに迅速かつ正確な点検が可能になります。

「ugo mini」の特長

「ugo mini」は、点検業務に特化した小型ロボットで、高さや向きを自由に調整できるカメラを搭載しています。自動巡回機能を持つため、工場や施設の様々なアナログメーターを巡回し、点検業務の効率を大幅に向上させます。また、追加オプションとして空気質や温度データの取得も可能です。

期待される成果

この提携により、点検作業の省力化が実現するだけでなく、アナログメーターの日常点検に留まらず、あらゆる点検業務の効率化が図れます。特に、設備保全や点検業務に従事するエッセンシャルワーカーにとっては、肉体的な負荷が軽減されることが期待されています。

両社のコメント

ugoの代表取締役CEO、松井健氏は、「ロボットを活用した業務の遠隔化や自動化を通じて、エッセンシャルワーカーの業務効率を向上させる」と述べています。また、LiLzの代表取締役社長、大西敬吾氏は、「今回の業務提携を通じて、点検業務の自動化が進むことで、より多くの創造的業務に人々が注力できるようになる」と期待を寄せています。