ディノスと長岡造形大学の新プロジェクト
株式会社DINOS CORPORATION(以下、ディノス)は、新潟県長岡市に位置する公立学校法人長岡造形大学と共同で、2024年7月31日よりプロダクトデザインに関する産学連携プロジェクトの第2期を始動します。本プロジェクトの目標は、社会で即戦力として活躍できるプロダクトデザイナーを育成することです。昨年に続き、7名の学生が参加し、実際の生活者のニーズに応える「売れる」ものづくりを学びます。
1. プロジェクトの内容
プロジェクトでは、学生が企画・デザインから製造・販売までの過程を体験することができます。今月から9月にかけて実施される授業では、デザインや通販ビジネスに関する講義が行われ、学生たちは実際にプロダクトの企画やデザインを行い、その後プレゼンテーションを行います。最終的には、ディノスで販売する商品のデザイン案が選定されます。さらに、10月からはデザインの最終調整や試作、販売に向けたプロモーション戦略の立案が行われる予定です。
このプロジェクトは、学生が学んだ理論を実社会で実践する機会が少ないという課題を解決するために設立されました。昨年度参加した学生からは、クライアントの要望に応じた設計、構造やコスト面への配慮といったリアルなものづくりの体験が貴重であったという意見が寄せられています。
2. 第2期の特徴
今年度の第2期は、さらに厳しい条件が設定されています。具体的には、ディノスで販売できる製品として「ハンガーラック」のデザイン提案が求められます。製品は地元のメーカーで製造できることが条件で、対象となるターゲット層や価格、構造、品質等の要件も設定される予定です。
新潟の燕三条エリアは「ものづくりのまち」として知られており、デザイン案の試作・生産は地元企業に依頼する予定です。地元の素材を用いることや、地域の課題をリサーチすることも重要なポイントとなります。学生たちのアイデアを通じて、地元、新潟との連携を深め、ものづくりの活性化を目指しています。
3. 参加者とスケジュール
長岡造形大学からは、地域協創演習を履修している3年生2名と2年生5名の合計7名の学生が参加します。プロジェクトは2つのフェーズに分けられており、
- - 第1フェーズ(2024年7月~9月): 講義、企画・デザイン案の作成、プレゼン及び選考が行われます。
- - 第2フェーズ(2024年10月~): デザイン調整、検証・試作、販売戦略の立案などが進められます。
このプロジェクトを通じて、参加する学生たちは商業ベースのデザインが求める様々な条件をクリアした実践的なスキルを身に付けることが期待されています。
4. まとめ
今後のプロダクトデザインは、単なる創造性だけでなく、商業的視点や地域との連携も求められます。ディノスと長岡造形大学の協力によって育成される次世代のプロダクトデザイナーたちが、これからのものづくりを牽引していくことを期待しています。