板橋区の新プロジェクト
2024-08-02 00:14:24

板橋区が児童養護施設卒業生を支援する新プロジェクトを開始

板橋区の新たな支援プロジェクト



東京都板橋区が、児童養護施設や里親のもとで育った子どもたち、通称「ケアリーバー」の生活と自立を支援するための取り組みを始めました。その名も「ケアリーバー応援プロジェクト」。令和6年8月1日から、クラウドファンディングサイト「ふるさとチョイスGCF」にて寄付受付が始まります。このプロジェクトは、寄付を通じて公式に支援を行うユニークな方法で、地域の特性を生かした支援策として注目を集めています。

ケアリーバーとは?



「ケアリーバー」とは、家庭環境に問題を抱え、児童養護施設や里親のもとで育った子どもたちのことを指します。これらの子どもたちは、さまざまな理由から、保護者と一緒に生活できない状況に置かれています。法律に基づき、18歳で施設からの措置が解除され、自立することが求められています。しかし、多くのケアリーバーは、生活の基盤を整えることが困難であり、進学や就職に悪影響を及ぼすケースが多くあります。

プロジェクトの目的



このプロジェクトは、ケアリーバーの生活を支援するために設立されました。自立への道を歩む彼らに、経済的支援やメンタルサポートを提供することが目的です。同区では、令和元年度から既に支援プログラムを開始していますが、今回のプロジェクトにより、さらなる拡充が図られています。具体的には、一人暮らしの準備金、家賃、医療費などの経済的支援を行うほか、LINEやメールでの相談サービス、ユースサロンなどの居場所を提供することを目指しています。

支援内容と目標金額



令和6年度の支援策には、居場所提供の回数増加や相談に同行する支援、食糧支援の追加などがあります。板橋区は、このプロジェクトを通じて、目標金額1,150万円の寄付を集めることを目指しています。寄付の受付は、個人だけでなく団体からも受け付けており、期間は令和6年8月1日から10月31日までの92日間です。なお、寄付に対する返礼品は用意されていません。

支援を受けたケアリーバーの声



プロジェクト参加者からは、支援に感謝する声が寄せられています。「思っていたよりも学校が忙しく、アルバイトが思うようにできない中、家賃補助をいただきとても助かっています」というメッセージや、将来を考えつつも部活動とアルバイトの両立が困難であったケースでも、支援が大きな助けとなったとの声が寄せられています。

まとめ



板橋区の「ケアリーバー応援プロジェクト」は、厳しい環境にある若者たちを支援する重要な取り組みです。地域の方々が寄付を通じて、彼らの未来に寄り添い、支援の輪が広がることを期待しています。興味がある方は、ぜひふるさとチョイスGCFのウェブサイトをチェックしてみてください。


画像1

会社情報

会社名
東京都板橋区
住所
東京都板橋区板橋2-66-1
電話番号
03-3964-1111

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。