泉北ニュータウンに新たな「モビリティハブ」の設置
堺市と株式会社AMANEは、泉北ニュータウンにおいて、移動利便性と生活の質の向上を目指した実証事業を開始することを発表しました。このプロジェクトでは、複数の「移動サービス」と「生活サービス」を集約した交流拠点、つまり「モビリティハブ」を3か所設置します。この取り組みは日本初の試みであり、地域住民への利便性を大幅に向上させることが期待されています。
実施事業概要
事業名は「モビリティハブ『泉北ぷらっと』実証事業」。開始日は令和6年11月1日で、実施場所は以下の3ヶ所です。
- - UR泉北桃山台一丁団地ももポート(堺市南区桃山台1丁3)
- - アクロスモール泉北(堺市南区原山台5丁9-5)
- - UR泉北パークヒルズ竹城台(堺市南区竹城台1丁2)
これにより、地域の移動を楽しく、便利にする場所が提供され、「泉北ぷらっと」という愛称がつけられます。
提供されるサービス
HUB内で提供されるサービスには、以下の移動手段が含まれています:
オンデマンドバス
このバスは、時刻表や決まった経路がない予約型の乗合バスで、泉北ぷらっとを含む81か所の停留所での乗降が可能です。運行期間は令和6年10月1日から令和7年2月28日まで、運行時間は午前8時から午後6時までです。1乗車料金は300円で、事業主体は南海電気鉄道株式会社です。
複数のシェアモビリティ
- - 電動サイクル / シェアサイクル:必要な時に借りて、返したい場所で返すことができるシェアサービスです。電動アシスト自転車は最初の30分130円、電動サイクルは15分200円です。事業主体はOpenStreet株式会社です。
- - 歩行領域モビリティ:時速6km以下の免許不要で乗車できる2種類のモビリティが貸し出されます。実施は令和6年11月1日から令和7年1月31日の月曜日から金曜日で、最初の2ヶ月は無料提供されます。
生活サービス
食文化や地元の魅力を体験できるサービスモビリティとして、キッチンカーやマルシェなどが地域の店舗と連携して出店します。営業開始は令和6年11月頃から予定されています。
事業協力
このプロジェクトは、UR都市機構が実証フィールドを提供し、企画協力を行います。また、アクロスモール泉北が実証フィールドの提供を、さらに大阪公立大学の都市科学研究室が企画協力と実証効果の検証を行います。株式会社NTTデータも行動変容に関する企画協力を行い、全体的な実証効果の検証を支援します。
この実証事業により、泉北ニュータウンの住民や訪問者は、新たな移動と生活のスタイルを享受できることが期待されており、地域コミュニティのさらなる発展に寄与することを目指しています。詳細な情報や利用方法は、各サービスの公式サイトを参照してください。