株式会社aiESGが1.5億円を調達、ESG評価プラットフォームを強化へ

aiESG、1.5億円の資金調達を実施

最近、企業がESG（環境・社会・ガバナンス）への対応を強化する動きが顕著です。その中で、株式会社aiESGはジャフコグループ株式会社などから約1.5億円の資金調達を成功させました。この調達は、製品およびサービスレベルのESG評価を提供する「aiESG」というプラットフォームの開発と普及のために活用されます。

資金調達の背景

日本政府はカーボンニュートラルに向けた取り組みを進める中、ESGへの対応が企業の新しい課題とされています。2020年の「カーボンニュートラル宣言」以降、2023年には公共調達において人権問題の把握が求められ、ESGリスクが企業経営において重要な要素となりました。しかし、これらの問題を解決するためには、広範なサプライチェーンの評価が必要です。

そのような中、aiESGは九州大学の研究成果を元に、製品レベルでのESG評価が可能なプラットフォームを開発しました。このプラットフォームは、ESGに関する多様な情報を一元的に分析し、企業の価値向上に貢献することを目指しています。強力なサポート体制が整ったことで、企業がESGに敏感な市場に対応していくことが期待されています。

資金用途と期待される効果

今回調達した資金はプロダクト開発に加え、マーケティング投資、組織体制の強化に用いる予定です。aiESG社の代表取締役である馬奈木俊介氏は、ESG評価を通じて企業のブランディングや対外説明への活用を図ることができると述べています。企業はESG評価を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを一層強化することが可能になるでしょう。