野村證券とzero to oneの新たな取り組み
2025年4月24日、野村證券株式会社(本社:東京都)と株式会社zero to one(本社:宮城県仙台市)は、Web3人材の育成を目的としたオンライン教材「ビジネス活用のためのWeb3:ブロックチェーン、暗号資産、メタバースまで」を共同開発しました。この教材は、Web3の基本から実践的な活用法までを体系的に学べる内容となっています。
Web3の重要性と企業の課題
Web3やブロックチェーン技術は、デジタル資産の生成、トレーサビリティの確保、個人間の送金や決済、新しい組織運営方法など、様々な可能性を秘めています。しかし、企業がこれを活かした新サービスを構築する際には、先行事例の調査やプロジェクトメンバーの基礎知識向上のために多くの時間やコストを要するという課題があります。
オンライン教材の特徴
今回開発されたオンライン教材は、約60本のビデオ教材と確認テストで構成されています。具体的には、Web3の基本概念から、ブロックチェーン、暗号資産、スマートコントラクト、NFT、DAO、メタバースの活用法などを学ぶことができます。この教材は、企業の成長を支えるための基礎知識を提供します。
教材構成の詳細
- - ビデオ教材:7テーマの中で、各テーマに約5分の動画が用意されています。
- - 確認テスト:各テーマについて、習得した内容を確認するための問題が約100問用意されています。
このプログラムは、学習開始から60日間有効で、受講者一人あたり29,700円(税込)で購入可能です。さらに、法人契約によるボリュームディスカウントも提供されます。
未来を創るオンラインセミナーの開催
教材のリリースを記念し、2025年5月28日に「未来を創るWeb3×AI」と題したオンラインセミナーが開催されます。このセミナーでは、著名な専門家による基調講演やトークセッションが予定されており、Web3とAIの関係性や、それをビジネスにどのように活かすかについて議論が交わされます。参加は無料です。
Web3ポケットキャンパスの活用
また、野村證券は教材の学びを補完するために、Web3事業を展開している企業からの取材記事や国内外のトレンドに関するリサーチコラムを「Web3ポケットキャンパス」として公式ホームページで公開しています。これにより、受講者は最新の情報を得ながら学習を進められる環境が整っています。
株式会社zero to oneの役割
zero to oneは、主にAIやデータサイエンス分野の教育プログラムを開発しており、産学連携で多くの企業に対し人材育成を支援しています。最新のIT技術を駆使したカリキュラムで、受講者の知識を効果的に増やすことを目指しています。Web3の活用も進めており、地域貢献にも重きを置いています。
まとめ
企業がWeb3を効果的に活用するための人材育成は急務です。野村證券とzero to oneの共同開発によるこのオンライン教材は、ビジネスパーソンが必要とする基礎知識をしっかりと学ぶことができる貴重な機会です。この新たな取り組みを通じて、多くの人材がWeb3時代に向けて成長していくことが期待されます。