シナモンが資金調達
2018-02-26 10:35:52
AIテクノロジー企業シナモンが資金調達を実施し新たな成長ステージへ
人工知能テクノロジーのスタートアップ企業、株式会社シナモンは、ホワイトカラーの生産性向上を目指し、第三者割当増資および既存株主からの株式譲渡を実施しました。この資金調達により、以下の三つのポイントに焦点を当てた強化を図る考えです。
まず第一に、シナモンは強固な株主体制の構築を進めます。これにより、同社の社会的な信用力向上とネットワーク強化が期待され、さらなる成長が促進される見込みです。つまり、この取り組みはシナモンの市場における信頼性を強化し、未来の顧客開拓にも大いに寄与するでしょう。
次に、人工知能プロダクトの基盤技術とユーザーインターフェースのさらなる改善が求められます。近年、AI技術の発展が目覚ましい中、シナモンはこの分野でも競争力を保つため、技術革新に注力する意向です。特に、ユーザーにとって使いやすいUI/UXの設計は、利用者の増加に直結し、企業の成果にも影響を与えます。
最後に、組織体制の強化も重要なポイントです。日本国内はもちろん、ベトナムにおいても、より高度な技術と細やかなサービスを提供するための人材育成やチーム編成が進められます。これにより、国際的に競争力のある企業としての地位を築く狙いがあります。
この取り組みの背後には支援を行う多くの企業や団体がいます。引受先の中には、MTパートナーズやマネックスエジソン、株式会社ベクトルなどが名を連ねています。また、譲渡先としてD4V1号投資事業有限責任組合が存在し、シナモンのビジョンを支える強力なパートナーシップが構築されています。
シナモンは、今後も「ホワイトカラーの業務効率化」をテーマとし、AIプラットフォームを基にした新たなプロダクトの開発に邁進していきます。業務改善を推進する多様なツールを展開することで、より多くの顧客にサービスを提供する計画です。
具体的なプロダクトには、人が文書を読み取るように作られたAI OCR技術「Flax Scanner」があります。この技術は、さまざまな形式の文書を解析し、業務システムへスムーズに取り込むことを可能にするものです。特に金融業界や保険業界など、多くの大手企業に導入されています。
「Flax Scanner」の主な特徴には、フォーマットに依存せずに読み込みができる点や、手書き文字の高精度認識が挙げられます。この技術では、手書き文字の認識精度が99.2%に達し、実データにおいても95~98%の精度を維持しているのです。また、独自データベースを活用することで、情報の自動補正が可能となり、安定した運用が実現されています。
シナモンの公式ウェブサイトには、さらに詳しい情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。今後の展開が非常に楽しみな企業です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社シナモン
- 住所
- 東京都港区虎ノ門3-19-13 スピリットビル6F
- 電話番号
-
03-6807-4091