日本酒業界の未来を切り開く！Makuakeで400蔵の酒蔵が連携

日本酒業界の未来を支える「Makuake」の取り組み

「Makuake」とは、株式会社マクアケが運営するアタラシイものや体験の応援購入サービスです。2013年にサービスを開始以来、多くの事業者と生活者（サポーター）をつなぎ、新しい商品やサービスが誕生するのを支援してきました。最近のニュースとして、日本酒の酒蔵がこのプロジェクトを活用する数が400を超えたとのことです。これは全国の酒蔵の約4分の1に相当し、日本酒業界の支援に大きな影響を及ぼすものですね。

日本酒プロジェクトの現状

この6月には、日本酒ジャンルに注目が集まり、700件を超えるプロジェクトが「Makuake」で成立しています。その中でも、日本酒業界は特に人気が高いジャンルのひとつで、コロナ禍で苦境にあった酒業界を支えるため、「オンライン日本酒市」や「酒類事業者特別サポートプラン」の取り組みが行われました。

日本酒プロジェクトの資金調達

プロジェクトに関与する酒蔵の累計応援購入額は8億円を超え、サポーター数は8万人以上に達しています。全国47都道府県のうち、46都道府県の酒蔵が「Makuake」を活用しており、その中で新潟県が最も多く32件の酒蔵が関わっています。

代表的なプロジェクト

以下、特に注目されるいくつかのプロジェクトをご紹介します。

1. 能登の酒を止めるな！被災日本酒蔵共同醸造支援プロジェクト
能登半島地震の影響で困難に立たされている酒蔵を支援し、全国の酒蔵が共同で日本酒を生成する取り組みです。このプロジェクトの応援購入額は、酒蔵の復興に役立てられています。

2. 上川大雪酒造の大学内日本酒蔵創設プロジェクト
帯広畜産大学に設立された酒蔵で、日本酒の仕込みを行い、次世代の醸造家育成を目指すプロジェクトです。

3. 新たな酒蔵『箱館醸蔵』の誕生
道南エリアで35年ぶりに誕生した酒蔵の記念として、Makuake限定の日本酒を販売し、地域の魅力を発信しています。

若年層の日本酒市場と「Makuake」の役割

最近では、20代から30代の若者の日本酒離れが進む中で、日本酒業界はその光景を打破すべく新たな販路開拓を図っています。家での飲酒の普及や、高品質な日本酒への関心が高まる中で、ECサイトを利用して新たな顧客層にアプローチする動きも強まっています。これに対し、「Makuake」では、若手の後継者を対象としたプロジェクトや地域資源を活用した酒蔵の新たな取り組みを行い、日本酒の未来を形作ろうとしています。

まとめ

日本酒業界は、今後も多くの挑戦と取り組みにより、伝統を守りつつ新たな価値を生み出していくことでしょう。「Makuake」を通じた支援は、ただの資金調達に留まらず、地域のつながりや新たな文化の醸成に貢献しています。日本酒の未来はますます明るく、全国の酒蔵が一丸となって新しい歴史を築いていくことが期待されています。これからも「Makuake」がどのように日本酒業界を盛り上げていくのか、注視していきたいところです。