農業奨学金制度
2020-01-14 14:30:01

発展途上国の農業研究支援を目的とした奨学金制度の導入

発展途上国の農業研究支援を目的とした奨学金制度の導入



2020年4月より、外国人留学生を対象とした奨学金制度が開始されました。この奨学金は、発展途上国出身の留学生が持つ農業分野の研究を支援することを目的としており、特に後発開発途上国からの私費留学生に焦点を当てています。運営は一般財団法人「More Jobs Better Lives」(MJBL)が行っており、農業を通じた経済発展を支えるための技術や知識を留学生が習得し、自国に持ち帰ることが期待されています。

MJBLは2018年に設立され、発展途上国の農業復興を支援するための活動を展開。経済発展には農業が必要不可欠であり、現地の資源を活かして仕事を創出したり、高品質な商品を提供したりするための支援を強化しています。この奨学金制度は、将来の優秀な人材としての成長を促し、母国の発展に貢献するための重要なステップです。選考では、開発途上国出身で日本の大学もしくは大学院に在籍する私費留学生を対象にしており、一定の基準(農業研究やアグリビジネスに貢献したい意向など)に基づいて選ばれます。

選ばれた留学生は、アフガニスタン、中国、バングラデシュ、タンザニアからの3名。彼らはそれぞれの農業領域での研究を進めると同時に、奨学金をもとに毎月研究内容について報告を行います。これによって、MJBLの理事や他の留学生との交流も図り、共同での学びを深める機会を提供しています。特に、1月に行われる奨学生交流会では、奨学生同士や財団役員との意見交換が行われ、彼らの研究への理解がより深まります。

第1期奨学生の紹介


1. サラ トキ アラブ(アフガニスタン)
筑波大学大学院で干ばつ・降雪による農家への支援研究を行っており、将来的には母国の農業システムの向上に貢献する計画を持っています。

2. アリファ ジャナ(バングラデシュ)
彼女の研究は気候変動が非穀物食物に与える影響に焦点を当てており、特にその地域の農家と密接に関わり合いながら解決策を探ります。

3. イサ アブラハマニ カチャージャ(タンザニア)
小規模茶農家の経済成長を目指し、持続可能な農業のための取り組みに挑戦しています。

これらの留学生は、MJBLの支援を受けながら、将来的に母国の農業や経済に大きく貢献できる能力を培うことを目指しています。彼らの学びや経験が、今後の農業の発展につながっていくことが期待されます。

今回の奨学金制度は、単なる経済的支援に留まらず、国際的なネットワークを築く機会を提供し、留学生が真の国際人として成長するための重要なプラットフォームを提供するものです。MJBLは引き続き発展途上国の人々が日本で学び、成長するための支援を充実させ、多方面からのアプローチで農業復興に寄与していく考えです。

会社情報

会社名
More Jobs Better Lives 一般財団法人
住所
東京都渋谷区神宮前6-12-18
電話番号
03-4500-8610

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