etcdプロジェクトジャーニーレポート日本語版が公開
Cloud Native Computing Foundation (CNCF)は、注目のオープンソースプロジェクトであるetcdの進捗を報告する「etcdプロジェクトジャーニーレポート」の日本語版をリリースしました。このレポートでは、etcdプロジェクトのスナップショットや貢献者のデータ、開発の流れが詳細に紹介されています。
プロジェクト概要
etcdは、分散システムのためのキーバリューストアです。このプロジェクトは、2014年からスタートし、プロジェクトの成長に伴い、多くの企業や開発者が参加しています。レポートには、全体のコントリビューター数が3,339以上、コードのコミットは12,241以上、プルリクエストは6,780に達していることが記載されています。また、65,598件以上のコントリビューションがあったことも明らかになっています。
多様性と協力企業の増加
etcdの貢献者は、様々な国や企業から集まっており、その多様性がプロジェクトの強みとなっています。特に、日本を含むコントリビューションの地域的な分布や、企業別の貢献状況が詳しく示されています。2014年から2024年にかけて、etcdに貢献する企業は増加し続けています。
開発のトレンド
レポートでは、月ごとのetcdのコードコミット、プルリクエスト、イシューの数が逐次増加していることも示されており、プロジェクトの支持が広がっていることが伺えます。特に、Google Analytics 4 (GA4)によれば、etcd関連の公式サイトへの月間ページビューは144,000件に達しています。
ドキュメント化の進展
etcdプロジェクトのドキュメントも充実してきており、ドキュメント化への参加者数とコミット数の増加が報告されています。これにより、プロジェクトの利用者はより良いサポートを受けられるようになっています。
おわりに
今回の日本語版チラシは、松本央氏が翻訳に協力し、国内の開発者や企業にとって非常に有益な資源となるでしょう。etcdプロジェクトに興味のある方は、ぜひレポートを通じて最新の情報をチェックしてください。全てのレポートは、[こちらからご覧いただけます。](https://etcd.io)