泉佐野市農業祭で初披露！中学生の力作「泉佐野ギョーザ」

泉佐野市農業祭での新たな挑戦

2024年12月7日、泉佐野市にて開催される「泉佐野市農業祭」に、地域発の新しいご当地グルメ「泉佐野ギョーザ」が初めてお目見えします。このプロジェクトは、大阪府泉佐野市にある非営利活動法人「キリンこども応援団」が運営する「こども食堂キリンの家」に通う中学生たちにより展開されてきました。

中学生たちの自発的な取り組み

「Coccha（コッチャ）」という名の体験型プロジェクトの一環として、2023年7月から始まったこの活動は、子どもたちが自らのアイデアで新しいグルメを生み出すことに焦点を合わせています。9名の中学生たちは、地域の特産である泉州たまねぎと松浪キャベツを使った「泉佐野ギョーザ」の開発に情熱を注いでいます。彼らは、計14種類の餃子を試食し、細かく分析した結果、オリジナルのレシピに落ち着くことができました。具材の比率や調理法にこだわり、あめ色に炒めた玉ねぎと生の玉ねぎを使い、味噌を加えることで彼らの独自の風味が生まれました。

農業祭での特別な発表

「泉佐野市農業祭」は地域の人々にとって特別なイベントで、昨年は約2000人が来場しました。今年の祭りでは、中学生がステージに立ち、自らの開発秘話を読み上げます。彼らの熱い思いが伝わるプレゼンテーションは、来場者にとって心温まるものとなるでしょう。また、泉佐野ギョーザは、当日300食限定で提供される予定で、8個入りが500円で販売されます。初めてのOEM製品としての提供は、子どもたちにとっても大きな挑戦です。

地域を盛り上げる新たなグルメ

この取り組みの背後には、「泉佐野市は関西国際空港に近く、ただの通過点になってしまっている」という地域の課題が存在しました。中学生たちは、訪れる人々に泉佐野を目的地として見てもらえるような新しいご当地グルメを作り出したいという思いを抱き、泉佐野ギョーザの開発へと至りました。このような幼い姿勢こそが、地域の未来にも繋がるのです。

体験事業「Coccha」の意義

「Coccha」は、自主的な活動を通じて子どもたちの成長を促進することを目指しています。この活動は、彼らが自らの将来に必要なスキルを身につけるだけでなく、地域への愛着や責任感を育むことにも繋がります。大人たちの支援を受けながらも、主役はあくまで中学生たちです。彼らは、実際にプロジェクトを進める中で、多くの学びや経験を得ています。