のぼり旗の再生
2025-12-11 12:16:08

のぼり旗を再生!ミトメ舎のアップサイクルプロジェクトが注目される理由

のぼり旗をアップサイクル!ミトメ舎の新たな挑戦



大分県大分市に位置する株式会社ミトメ舎が手がける「ノボリバタプロジェクト」は、商業利用を終えたのぼり旗を裂き織りの技法で再生し、高付加価値の布へと変貌させる試みです。この取り組みは、【ART & BUSINESS AWARD 2025】においてファイナリストとして認められ、最近ではFORBES JAPANのART & BUSINESS PLAYERS FILEにも取り上げられるなど、注目を集めています。

ノボリバタプロジェクトの背景



通常、使用を終えたのぼり旗は廃棄処分されてしまいますが、ミトメ舎はこれを貴重な資源とみなし再利用の道を選びました。裂き織りの技法により、のぼり旗の持つ鮮やかな色彩や素材感を新たな布として生み出すことに成功しました。特にこのプロジェクトでは、地域の障害者施設と連携し、その協力によって織られる布は、どれもが個性を持つ一点物です。

この新たに作られた布は、色と質感の独自性を活かしてファッションアイテムやインテリアファブリック、さらにはアート作品としての利用が可能です。これにより、環境負荷を低減しながら新しい市場価値を創造することが期待されています。

地域を超えて広がるプロジェクト



「ノボリバタプロジェクト」は大分県から始まりましたが、今後は全国にこのモデルを広げていく計画です。各地域と連携し、地域ごとの特色を反映させた取り組みを進めることで、地域経済への貢献や循環型社会の実現に向けた布を新たな素材カテゴリーとして確立しようとしています。これは単なる地域振興に留まらず、業界全体のブランド化にも寄与するでしょう。

さらに、国際展開も視野に入れており、世界中で広がるサステナブル素材市場との結びつきを図ることで、ミトメ舎の製品が環境に配慮された素材として認知されることを目指しています。また、日本の伝統技法である裂き織りを駆使し、独自性を生かしたブランドを国際的にプロモーションしていくことを目標としています。

ミトメ舎の取り組みとその理念



ミトメ舎は「見とめ、みとめる」という理念の元、働く機会が限られている人々の可能性を信じ、その活動を社会的価値に転換することを目指しています。福祉とデザイン、アートと経済の融合を図り、多様な人々がそれぞれの「できること」を活かして共に創り出す仕組みをデザインしています。特に「ノボリバタプロジェクト」は、廃材であるのぼり旗を新たな資源に変える取り組みとなっており、社会に新しい可能性を提供しています。

まとめ



「ノボリバタプロジェクト」は単なるアップサイクルの取り組みではなく、文化的、環境的、経済的価値を兼ね備えたプロジェクトです。日本の伝統技法を生かしつつ、地域や業界全体への影響を育むこのプロジェクトから、ますます目が離せません。ミトメ舎の次なる展開が、私たちの生活や社会にどのような新しい可能性をもたらすのか、大いに期待したいところです。


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会社情報

会社名
株式会社 ミトメ舎
住所
大分県大分市片島8-4-2
電話番号
097-568-2765

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