カイタクが1.5億円調達、AI電話エージェントで業務革新を目指す
カイタク株式会社は、株式会社ジェネシア・ベンチャーズから1.5億円の資金を調達したことを発表しました。同社は日本初のマルチエージェント型のSpeech-to-Speech AI電話SaaS「スパ電」を提供しており、今回の資金を活用して音声AI技術のさらなる高度化を図ります。
資金調達の背景
電話業務は多くの企業にとって重要なコミュニケーション手段ですが、深刻な人手不足が問題となっています。ホワイトカラーの社員は、業務の約7割をコミュニケーションに費やしていますが、特に電話業務は即時性が求められるため、課題は顕在化しています。特に電力や通信業界では、レガシーな基幹システムの影響でAI電話ツールの導入が困難です。
カイタクの革新的な解決策
カイタクは、これまで1,000社以上への営業・電話業務支援の実績を持ち、そのノウハウを活かした「スパ電」を開発しました。このAIエージェントは、リアルな対話データに基づいて、正確かつ即時の応答を実現。特に、API未整備の環境においても導入可能な技術が特長です。これにより、電話業務をAIが支える新たなインフラが構築されます。
スパ電の技術的特徴
1.
Speech-to-Speechモデル: スパ電は音声を直接理解し、即座に応答します。人間同等の反応速度を持ち、円滑な対話を実現。
2.
高度なデータ抽出: 音声から重要な情報を抽出し、CRMシステムに自動で入力します。精度は98.7%を誇ります。
3.
ミニRAG機能: 誤回答が許されない業務に対応するため、企業固有の情報を正確に参照します。
4.
教育不要の運用: AIが企業知識を常に保持するため、オペレーター教育が不要で安定したクオリティの応対が可能です。
資金の使途
調達した資金は、技術開発や新機能の開発、人材の採用に充てられる予定です。マルチエージェントAIの高度化を進め、企業の業務革新を支援していく考えです。
今後の展望
カイタクは、今後も電話業務を超え、メールやSNS、チャットなど企業の全てのコミュニケーションを担う「コミュニケーションAIエージェント」に進化させる計画を立てています。人口減少社会においても、サービスが停止しない持続可能な社会基盤を目指します。
投資家のコメント
投資を行ったジェネシア・ベンチャーズの黒崎氏は、「AIソリューションの必要性が急速に高まっている中で、カイタクはその流れをリードする存在になると信じている」とコメントしています。
カイタクのミッション
カイタクの代表取締役、松木友範氏は、「電話業務をアップデートし、新しい労働力を生み出す」という強い覚悟で取り組んでいます。AIの力を活用し、次世代の業務インフラを支えるビジョンを掲げています。新たな労働力を生み出すために、積極的な人材採用を進めていることも強調されています。
カイタクの今後の活動から目が離せません。